透析の看護師を辞めたい理由で多いのは何？

透析の看護師を辞めたい理由で多いのはどんな理由なのでしょうか。

透析は一般病棟と少し離れている場所に位置していて、どちらかと言うと、外来に近い場所にあるのが一般的なのではないでしょうか。

一見働きやすそうなイメージを私は持っていましたが、そこで働く看護師の辞職理由って気になりませんか？

透析の看護師を辞めたいのは「勤務形態のせい」とは具体的にどんな理由なのでしょうか。

勤務形態は働く前に知る事ができるはずですが、働いていると不満が出て来るって事なのでしょうか。

透析で働いている看護師は通常通り夜勤をしているところもあれば、他の外来同様、日勤のみの勤務形態をとっているところもあり、職場や設備によって様々です。

透析ならではかも知れませんが、夜勤まではしなくても患者さんの生活スタイルに合わせるために、早い時間から遅い時間まで勤務する事もあります。職場によって早番・遅番を設けているところもありますよね。

「日勤だけと思っていたのに、早番・遅番は納得できない」「自分の生活に早番（もしくは遅番）が合わなくて辛い」「夜勤がないと夜勤手当が全く入らないため生活を維持できない」など働いてみて思う事もあるはずです。

転職する際に、大まかな勤務形態だけでなく、仕事内容を見ても特殊な職場という事もあるため、細かい部分までの下調べ・情報収集が重要になってくると言えますね。

透析の看護師を辞めたいのは「患者さんのせい」って言って大丈夫ですかね？（笑）

患者さんあっての私達看護師の仕事と言っても過言ではないので、あまり大きな声では言えませんがここだけの話って事で行きましょう。

透析をしている患者さんは継続的な治療が欠かせません。継続的と言っても、外来と比較するのが１番わかりやすいかと思いますが、外来の患者さんは定期的と言っても１ヶ月に１度のペースが多くないですか？

ですが、透析に通って来る患者さんは１週間に２～３回というペースが多いんですよ。

もちろん回数は患者さんによって違いますが、頻繁に通って来る＝多くのベッドを毎日フル回転させていると言えるのではないでしょうか。

また、１度透析治療が始まると一生治療を継続しなければならない患者さんが多く、患者さんが回復して一緒に喜びを分かち合うって言うよりは、通ってきた患者さんが変わりなく透析を受けられる状況にあるかどうかと、透析中の経過を観察する仕事がメインと言えます。

患者さんがって言うよりは、透析の仕組みの問題とも言えますが、患者さんの状態が安定していて頻繁に通ってきては透析をして帰って行くという流れを、患者さんは変わっても毎日していると飽きて来る場合もありますし、目に見える回復を感じない事からやりがいを感じなくなってしまう看護師も少なくありません。

また、患者層は若くても４０代～という感じでクセのある患者さんが多いんですよ。透析に慣れている人が多いため、看護師の手技１つ１つに口を出してきたり、長時間の拘束でストレスも溜まり、覇気がないと言うか元気な患者さんは少ないですね。

透析の看護師を辞めたいと、「実際に辞めてしまった先輩看護師の話」をしますね。

その先輩看護師は自分の意志ではなく用されている病院の指示（命令）で、泌尿器科病棟→内科病棟への異動を経て、透析外来へ異動が決まりました。

ここで重要なのが自分の意志とは関係ないという部分です。

先輩看護師は夜勤が嫌な訳でもなく「休みも決まってなくていいのに」と話していたのも聞いた事があり、泌尿器科と内科の経験があるため仕事も難なくこなしていました。

そんな先輩看護師がなぜ透析外来に異動になったかは定かではありませんが、先輩との話をそのままここに書きますね。

透析外来への異動前の一般病棟では当たり前に夜勤をしていた先輩でしたが、外来というだけあって、日勤のみの勤務になりました。

「夜勤がないから給料減った」とストレートな愚痴でしたね（笑）

次に「透析に全く魅力を感じないんだよね」です。もう私は何も言えませんでしたが、一応質問だけしてみました。質問と言っても「なんでですか？」とだけですけどね（笑）

その答えが「透析って定期的に通って来ないとだめじゃん？週に２回の人もいれば３回の人もいるけどさ」「その間患者さんは寝てる（安静臥床）じゃん？」「患者さんは変わっても、看護師がやる事は毎日同じなんだよ」先輩看護師の話を聞くだけでは、確かに魅力的には思えませんよね。

もちろん「透析で働くからには、透析についてかなり勉強した」と話していましたが、他の病棟を経験してきた先輩看護師にとっては仕事に魅力を感じず、給料も下がり、患者さんの回復がよく見えないとなると辞めたくなっても仕方ないと思ってしまいました。

「独断と偏見かも知れないけど、透析患者さんって血液中の酸素の交換がうまくいかないから黒人みたいな皮膚色の人が多いんだよね」と先輩は言っていました（笑）「仕方ないのはわかっているけど、患者さんの体調を顔色や血色で判断できないのも嫌だし…看護師として患者さんに対して嫌と思う事自体ダメでしょ」だそうです。

逆に不規則な生活が身体に合わない看護師や、夜勤ができない、もしくは夜勤をしたくない看護師にとっては魅力的に見えるかも知れませんけどね。

例えば今の透析を辞めて、別の透析で、早番・遅番などの変則勤務じゃなく、オール日勤のところや、透析でも夜勤もある職場など、自分の希望に合うところに移りたいとあなたは思うかもしれません。

またはそもそも、患者さんの回復も見えないし、「透析で通ってきている患者さんといい関係を築けるか」って不安があるから、透析から離れたいと考えているかもしれませんね。

その場合は、透析で勤めている看護師だけでなく、他の病棟で働いている看護師にも言える事ですが「自分の知識や技術は他でも生かせるのか」って悩むかもしれません。

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