訪問入浴の看護師を辞めたいのはなんで？

訪問入浴の看護師を辞めたいのはなぜなのかって疑問に思う人もいるかと思います。

訪問入浴と聞いた一般的なイメージは「利用者さんを入浴させたら終わり」「入浴だけが仕事」ってイメージみたいです。

実際はどうなのでしょうか。イメージとギャップもあるみたいなので、はっきりさせましょうね。

訪問入浴の看護師を辞めたいのは「思ったより大変だから」と聞きました。

どこがどんな風に大変なのかさらに突っ込んで聞いてみると、私も知らなかった答えが返ってきたのでここで紹介しますね。

まず、訪問入浴の看護師と聞いて想像する仕事内容は「利用者さんの自宅へ直接伺い入浴介助する」「自力では入浴する事のできない利用者さんの入浴介助をし、保清を保つ」などのイメージですよね。

簡単に言ってしまうとこれで合っているそうですが、もっと具体的に言うと、高齢者世帯の入浴介助（高齢者が高齢者の介護をしている世帯）をしたり、在宅介護中の同居する家族の介護負担軽減、生活のメリハリとして…など目的は色々あります。

病院と大きく違う事は、利用者さんの自宅に直接訪問するという事で、設備に限りがあります。

病院のように広く設計されていないお風呂がほとんどで、必要な物は持参するみたいですが、必要物品を持ち運ぶだけでも重労働ですよね。

また、決まったスタッフで１日に何件も利用者さんの家を訪問するため、ただ利用者さんを入浴させるだけと考えていた人や、のんびり仕事ができると思って働いてしまった看護師は結構ハードに思えるようです。

訪問入浴の看護師を辞めたいのは「続けていく自信がないから」って言われてもピンとこないですよね。

どんな時に自信を無くすのか具体的にあればわかりやすいかと思ったのでここにまとめますね。

訪問入浴は言葉の通り、利用者さん宅を訪問して入浴の介助をするのが主な仕事となります。ですが、そう簡単じゃないんですよ。

まず、１人で入浴できない利用者さんを入浴介助する訳ですから、疾患によって麻痺があったり、支えがないと歩行出来なかったり、観察が必要だったり…と様々な状況が考えられます。

さらに入浴中に失禁されたり、転倒したりというアクシデントやリスクもありますよね。

介助する側にとっては、何件も利用者さん宅を回り入浴介助をすると考えるだけで体力勝負なところがありますし、ある程度の技術もないとできない仕事と言えます。

利用者さんにとっては生活リズムを整える事にも繋がり、清潔にして貰えて、訪問入浴を心待ちにしている方が多いと聞きますが、体力に自信がない看護師や転倒などのアクシデントが起こってしまった場合の対応ができなかったりした場合に自信を無くす看護師も多いようです。

訪問入浴の看護師を辞めたいのは「長く働いたら次に働ける場所に困るから」って話ですが、要は「訪問入浴で長く働いた後の転職先に困る」って事ですよね。

訪問入浴は利用者さんと裸の付き合いをして、利用者さんが清潔を保ち気持ちよくなって貰う事を目的としているかと思いますが、看護師としてはどうでしょう。

訪問入浴で働いていると、仕事内容がピンポイントすぎるため医療から遠ざかるだけでなく介護からも遠ざかりがちになってしまいます。

転職を考えた時に自分の売りが「利用者さんを綺麗にする事です」ってのは極端ですが、雇用する側にしたら「使い物になるかな…」と思ってしまうのも無理はありません。

訪問入浴への転職前に働いていた病棟経験を活かすと言っても勘を取り戻すまでには時間を要しますし、最先端の医療現場はちょっと…と踏み止まり比較的経過が穏やかな慢性期病棟や老健を希望する看護師も少なくないみたいです。

訪問入浴で看護師が一緒に付き添ってくれるとなると、利用者さんにとっては安心でき、心強いと思います。

ですが看護師目線で話をすると、転職に不利だったり看護師としての経験に不安を抱える事になり兼ねません。

そんな時はどうしたらいいのかと言うと、看護師転職サイトに登録する事をオススメします。

なぜかと言うと、私の先輩看護師が実際に看護師転職サイトを利用して転職に成功したからです。

先輩看護師は日勤のみの正社員雇用をしてくれる訪問入浴の仕事をしていましたが、数年働いた頃に「やっぱり白衣が着たい！」と思い、転職を決意しました。

白衣を着たいって理由だけで、自分ではどこで働けばいいのか悩んだそうですが、転職サイトのコンサルタントに紹介して貰った慢性期の職場で勘を取り戻し、今では内科の急性期病棟で働いています。なので心配しなくても大丈夫ですよ^^