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看護師の面白話part6です。

私なんかの話を読んで息抜きになっているのか不安ですが、そんな事は気にせず少しでも心待ちにしてくれているあなたのために書き続けて行きますので安心して下さい(笑)

それでは今回も期待を裏切らないような話をして行きましょう♪

私よりしっかりしている認知症患者さん

これは私が看護師になって3年目、脳神経外科の急性期病棟でバリバリ働いていた頃の夜勤中の話です。

救急外来担当の看護師から「頭部外傷の男性入りまーす!」と連絡がありました。

この連絡が入ると、病棟看護師は病室を決めてモニター設置をしたりなどのベッド周りの準備体制に入るんですよね。そして患者さんがストレッチャーで運ばれてきたので、ベッドへの移動を手伝いDrの指示の下、点滴や処置を開始していました。

患者さんは意識がもうろうとしていましたが、夜間という事もあって、経過をみている状態でした。

朝になり、この患者さんの意識も戻り容態は落ち着いていたので、他の患者さんの食事介助をしていたんですね。すると軽度認知症の患者さんが「お坊さんが見えた。私を迎えに来たんだ、なんまんだぶ~」と言ってきました。

「何言ってるんですか!まだあちらの世界に行くのは早いですよ」と私が言うと「そうかい、気のせいかい」と患者さんは落ち着きました。

そして日勤帯に引き継ぎ夜勤も終わる頃、警備から電話がきて「時間外だけど大人数だから帰す訳にもいかないし、短時間の面会大丈夫かい?」と聞いてきたので「大丈夫ですよ」と言うと、しばらくして黒ずくめの集団が。

そうです。お坊さんの集団です。その集団は昨夜入院した患者さんの病室へ入って行き、短時間の面会を済ませ、また集団で出てきた時は、入院している患者さん達はお坊さんの集団に手を合わせる始末。

認知症の患者さんが見ていたのも嘘ではなかったんだと気付くと、申し訳ない気持ちになり反省した私でした。

自信がありすぎるDrの話

私が働くクリニックの院長は自分に自信がありすぎるんですよ。

患者さんにとっては不安気なDrより、自信に満ち溢れたDrの方がいいかも知れませんけどね。自信があるからには「なんでも出来て当たり前」と信じ切っていた私。そんな時、外来の処置室で私が20代前半の女性の採血をしていた時の話です。

色白で見るからに体調が悪そうな女の子でしたが、採血をする前に「採血で具合悪くなった事はなかったですか?」と聞くと「1回もないです」と答えていました。

私はその言葉を信じ、採血を終わらせました。採血が終わり立ち上がった時に「やっぱり具合が…」と女の子はふらつき、たまたま通りがかった助手さんが女の子の背中を支える形でゆっくり床に倒れました。助手さん、ナイスアシスト!!(笑)

すぐにその女の子に「大丈夫?」と声を掛けると「すいません」と言ったので「目を開けると気持ち悪くなるかも知れないから目は閉じてていいからね」と伝えると女の子は血色の悪い顔色でうなづいています。

とりあえず血圧計で血圧測定していると「大丈夫か!」と院長が。そうなんです。出しゃばりたい性格の院長は血圧測定中の私に「血圧は30はあるな」と言ってきました。

いやいや、意識もあるんだから60以上はあるだろ、と思ったので「測定中ですが60はあると思いますよ」と院長に言うと、すぐに院長は女の子の鼠径を押さえました。

「この期に及んでどこ触ってんだ!」「セクハラだろ!」と思った私ですが、すかさず院長は「大丈夫だな」と。

そりゃ大丈夫ですよ。私と女の子は会話出来てるんだから。むしろジーンズをはいていた女の子の鼠径の動脈を上から押さえて一発で触診できたのか疑問です。結局その女の子は貧血で少しベッドに横になり帰って行きましたが、問題はやっぱりその後です。

一部始終を見ていたスタッフ間で「あれはないよね」「救命やってたって言ってたくせに鼠径で脈拍確認か」「ジーンズ履いてたのにすぐ脈触れたんだね」と院長は立場ない状況です。

数年前、転職する前に私が受けた救命講習でも脈拍確認は頸部又は手首と教わりましたから。出しゃばってボロを出してしまった院長に「医療機関なので年1でも救命講習はしておいた方がいいのでは?」と私が言ったのは言うまでもありません。

看護師は温泉でもゆっくりできない

つい先日の話。日々の愚痴も溜まっていたので、ゆっくり話す意味もあって、一緒に働く看護師と勤務終わりに少し離れた温泉に行く事にしたんですよ。

少し離れたところに行く理由は「患者さんに遭遇するのを避けるため」です。息抜きできるところで患者さんと裸の付き合いまでしたくないですからね(笑)

車の中で思いのたけ(他の人には聞かせられない愚痴)をぶちまけ、温泉に到着。ゆっくり温泉に浸かり、2人で良い気持ちになったので「そろそろ上がるか~」と脱衣場に向かいました。

タオルで身体を拭いていると「がしゃーん!!!」と後ろからすごい物音が。振り返ると体格の良いおばさんが倒れています。条件反射ですぐに駆けつけようとしましたが、私ともう1人の看護師も全裸。「気にしてる場合か!」って感じですが、一応私も女の子なので(笑)

もう一人の看護師の方を見ると、アイコンタクトで「看護師ってばらすな」という目をしています。

ですが、誰も近づく様子もなく「仕方ない…」って感じでおばさんに「大丈夫ですか?」と声をかけました。意識がもうろうとしている様子でしたが、頷いてくれて安心しました。

そのおばさんはロッカーに向かって倒れていたので、顔が見えるようにゆっくり動かすと、そんな時になってから口を挟んでくる野次馬。「動かさない方がいいんじゃないの~」と言う言葉にイラついたのは言うまでもありません(笑)

そんなヤジは気にせず、倒れたおばさんの顔を見ると、アゴにかなり深い裂傷あり。温泉から上がったばかりという事もあって循環がいいのか思ったより出血多量。嘔気・嘔吐はなし。脈拍も正常。

もう1人の看護師とタオルで傷口を抑えたり、スタッフを呼んだりと誰が見ても無駄のない手際の良さで、温泉で働くスタッフとも話をして、一応救急車を呼ぶ事になりましたがその結果、その場にいた人達には結局看護師とバレてしまいました。

思い出して下さい。ここまでの手際のいい流れを。私達2人は全裸でこなしたんですよ。

さすがに救急隊が来る前には服着ましたけど(笑)「職場以外でも看護師をしてしまった」と次の日職場で笑い話になっていたのは想像つきますよね。

まとめ

いかがでしたか?

看護学生時代、医療ドラマとかで「この飛行機の中にお医者さんは乗っていませんか?!」と言われるシーンを覚えていますが、時と場合によっては看護師だって日々の仕事を活かせる時がきますよね。

そんな時にかっこよく登場&テキパキできるように私は毎日仕事に励んでいます(笑)

次の面白話もお楽しみに^^


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ白衣の天使 編集部

白衣の天使は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


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