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看護師の面白話もここまでくると書籍化される日も近いのではないでしょうか。嘘です、調子に乗りました。
ここまで付き合って読んでくれたあなたに感謝の気持ちでいっぱいです。では今回も下らない話をしましょうか。
でも、今回は私が転職してからの話なのでかなりリアルでホットな話題です(笑)
転職して気ままに外来でパートをしている私。その日も午前中の診療が終わり、1つ下の仲の良いパートの看護師と「飯~♪」って気分で更衣室へ向かいました。すると、更衣室の近くにある男子トイレから人影が。
2人で覗いてみると、24歳(産休・育休明けで実際の経験はクリニックの2年程しかない)の後輩看護師がしゃがんでいます。
その横では、患者さんが血を吐いて倒れているのが見えました。私が声を掛ける間もなく「患者さん倒れちゃいました~」と私達に向かって言い、呆れるほど呑気すぎます。ぶりっこかっ!
とりあえず私ともう1人の看護師は「患者さん血吐いてるけど!?」「外傷はない!?」「ストレッチャー!」「処置車持ってくる?血圧測るわ!」などと言っていると、丁度休憩に入る事務の男性職員も駆けつけ、近くにあった車イスを持ってきてくれました。とぼけた後輩看護師はぼーっとして見ているだけです。
とりあえず私ともう1人の看護師と事務職員3人で患者さんを抱え車イスに乗せ、すぐ傍の患者さんの部屋へ連れて行きました。
そしてベッドに臥床させるとアホな後輩看護師は「頭と足が逆なんですけど~」と血まみれの私達に向かって言う始末。もう私はそいつを無視する事に決めた瞬間でした(笑)
そして血まみれのまま血圧測定。「よし、60ある」と一安心。「Dr呼んだ?」と後輩看護師に聞くと「今呼びます~」と。お前今まで何してたんだよ!と言いたくなるのを抑え「すぐ呼んで!」と言うとDrが来ました。
Drが来たのも束の間「OKOK~」とDrが言いました。OKじゃねーし!と思いつつ、ルートを取ろうとしましたが、私ともう1人の看護師は血まみれです。
そこで、一切汚れていない後輩看護師に「ルート取って」と頼むと、いちいちムカつく感じで「はぁ~い」と言いながらルートの準備をし出しました。
ルートを取ろうとしているのを見ていましたが、手が震えてルートを取れる状態ではありません。「もういい!」と血まみれのまま結局私がルートを確保しました。
結論から言うと、患者さんは抗凝固剤を複数内服している方で、前日から鼻出血があるとカルテには記入されていました。夜間受け持っていた看護師も特に処置する訳ではなく帰ってしまい、日勤で引き継いだ後輩看護師も何もしていなかったというミスが重なった結果ですね。
幸い患者さんは一命を取りとめ、状態が安定してから私ともう1人の看護師にお礼をしに外来まで顔を見せに来てくれました。本当に良かったです。転職して1年以上経過しますが、クリニック勤務に一抹の不安を感じたのは言うまでもありません(笑)
外来メインのクリニックで働いている私の話をしましょう。最近言い間違いが多いんですよ。
最初に言っておきますが、決して年齢を重ねたからではありません。そして言い間違いを他の職員に聞かれた時の恥ずかしさと言ったら…(笑)
インフルエンザの予防接種が開始になった頃。「こんなに急いで予防接種受けなくても…」ってくらい外来に予防接種目的の患者さんが来ます。
外来は座れないほど混雑しています。それはいいんです。私もシリンジにワクチンを詰めながら流れ作業のように注射する毎日です。
そんなある日。予防接種を受けた患者さんに「お風呂とお酒は控えて下さい」「ワクチンを打った部分は揉んだり掻いたりしないで下さい」と言うのがルーチンのようになっていたんですね。
ワクチンを受けに来た患者さんの流れは速く、次々違う患者さんに打つので私はひたすら先程のルーチンを患者さんに言います。
一方的に喋りすぎて喉と唇は乾燥していました。ついに「ワクチン打った部分は揉んだり噛んだりしないで下さいね~」と噛んでしまった私。
それに気づいて目をそらす同僚達。笑いをこらえるのに必死(笑)中にはしゃがみ込んでフリーズしている人もいました。
そして患者さんがいなくなり、一段落ついた時に「さっきどうしようかと思った~」「揉んだり噛んだりってどんなプレイよ!」と言われました。言いたくて言った訳じゃないんだけど…悔しいです(笑)
私の働いているクリニックでは、禁煙外来を受ける事ができます。禁煙外来について簡単に説明すると、自分だけでは禁煙できない人に対して年に1回(3ヶ月間)保険適応で禁煙する事ができるという事です。
禁煙外来を受ける前に決められた検査をして、結果を聞きに来た時に禁煙外来を始める日程を決めるのですが、3ヶ月のうちに全部で5回病院を受診して貰い、近況を聞いたり励ましたりしながら進めていきます。
自慢じゃないですが、私が禁煙外来を担当するようになってから通って来る患者さんの禁煙成功率が上がっているようだと業務報告で話になっていたので、ここで少し紹介したいと思います。
禁煙外来には様々な患者さんが通ってきていますが、禁煙を始めると見る夢が面白いんですよ。「耳や鼻、口やへそという体の穴という穴からタバコを吸って罪悪感で目が覚めた」とか「煙にまかれる夢で目が覚めた」とかね。
日常的に一息ついた時にタバコを吸っていたのを、ピタッと止めるのは辛いと思います。その思いを汲み取りつつ、禁煙サポートしていくのが私の仕事なんです。
我慢できずに吸ってしまったとしても、私は責めません。「禁煙したくてせっかく病院まで受診しているんですから、頑張って下さい」と言います。だって定期的に病院に通うなんて面倒じゃないですか。それが良いみたいなんですよね。
年配のおじさまには「禁煙を頑張りつつ、私に会いに来て下さい」と言っています。そうするとかなりの成功率ですね。
職場の同僚に「どうしてそんなに優しくできるの?」「タバコなんて吸ってる方が悪いじゃん」と言われますが「怒られて禁煙続けようと思う?もう少し禁煙頑張ってみよう!と思わせるのが大切なんじゃない?」と言い返しました。
神対応した私。
実はバリバリの喫煙者です(笑)喫煙者の気持ちなんて手に取るようにわかります。
健康に悪い事もわかってますし、もちろん止めたいと思ってますよ。でも禁煙外来は通いたくないので、妊娠したらきっかけとして止める事をここに宣言します(笑)
看護師の喫煙率って結構高いんですよね。職場に行くだけでストレスを感じたり、不規則な勤務で一息つくのにタバコが手放せないのもわかります。誰か一緒に止めましょう(笑)
看護師の面白話5どうでしたか?毎日ネタを収集しながら楽しく仕事している私ですが、楽しみながら読んで頂けているでしょうか。今後の展開にも期待して下さい^^
白衣の天使 編集部
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