看護師が退職後に再就職したい時の6つの退職理由別の注意点って？

看護師が退職後に再就職したい場合、どんなことに注意して求人を選べば良いのでしょうか？

再就職先選びに失敗すると、またすぐに退職する羽目になり、次の再就職が難しくなります。再就職先選びを失敗しないためにも、退職理由別に再就職先の求人選びの注意点を知っておきましょう！

看護師が退職後に再就職したい場合、前職の人間関係が嫌で退職した看護師さんは、当然ながら、次の再就職先に求めるものは、人間関係が良好であること。

看護師の求人情報を見ていると「人間関係良好♪」と書かれているものをよく見かけます。でも、この文字に釣られて再就職をすると、失敗する可能性があります。

「人間関係良好♪」って書いてあっても、クリニックなどの小さな職場ならともかく、病院の場合はすべての部署が人間関係が良いとは限りません。

ほとんどの部署が人間関係が良くても、一部の部署は人間関係が悪い可能性がありますよね。「人間関係良好♪」に釣られて再就職しても、人間関係が悪い部署に配属されたら、意味がありません。

またすぐに人間関係が嫌になって退職するかもしれませんよね。

そのため、人間関係が嫌で退職した人は、人間関係が良いかどうかだけでなく、人間関係が良い部署に配属されるかも確認する必要があります。さらに、その部署の師長の人柄も調べておくと安心です。

看護師が退職後に再就職したい場合の注意点、次は給料が安くて退職した場合の再就職先選びについてです。

給料が安いことが嫌で退職した場合、次の再就職先に求めるものは、給料が高いこと。給料が安くて退職したなら、次は給料が高いことを求めるのは当然ですよね。

しかし、給料が高いことだけにこだわって再就職すると、痛い目に合う可能性があります。

給料が高い職場って、給料が高い理由があるんです。たとえば、自由診療で病院・クリニックの利益が大きかったり、大病院で福利厚生が充実していたりなど、正当性のある理由がある場合もあります。

しかし、あまりにも忙しいし、休みも少ないから、みんな看護師が退職していく。そんな状況で、看護師をつなぎとめるため、確保するために給料を高くしている場合もあるんです。

給料に釣られてブラックな職場に再就職してしまったら、「いくら給料が高くても、こんな職場は嫌！割に合わない！」と思って、退職することになるかもしれません。

そのため、給料が安いことが嫌で退職した場合は、給料以外の労働条件・職場環境もチェックして、納得してから再就職しましょう。

看護師が退職後に再就職したい場合の注意点、次は育児と両立できなくて退職した場合の注意点です。

育児と両立できなくて退職した場合、次は育児と両立できるところに再就職しますが、育児と両立させるためには、残業や夜勤がないところや院内託児所があるところを選ぶと思います。

確かに、残業がない、夜勤がない、院内託児所がある、これらは育児と仕事を両立させるのに大切な要素です。でも、これだけでは不十分。

これらと同じくらい育児と仕事を両立させるために大切な要素があります。それは、ママさん看護師が多いかどうかということ。

同じように育児中の看護師、もしくは子育て経験がある看護師が多いかどうかは、育児と仕事を両立させるのにとても重要なことなんです。

育児中の看護師さんが多ければ、「お互い様」の精神で協力し合いながら働けます。子育て経験がある看護師さんが多ければ、育児と仕事の両立が大変なことを理解してもらえるので、いろいろサポートしてもらえるでしょう。

しかし、独身の看護師さんが多い職場だと、育児の関係でどうしても早退や欠勤をしなければいけない時でも、「あの人だけずるい。子育てを言い訳にしないでほしい」と思われてしまうんです。

これは、独身の看護師の性格が悪いというわけではありません。あなたも独身で子どもがいない頃は、こんなに育児と仕事を両立させるのが大変だと思わなかったですよね。

だから、独身の看護師が子育てに理解がないことは仕方がないことなんです。

そのため、育児と仕事を両立させられずに退職した看護師さんは、ママさん看護師が多いかどうかにも注意して再就職先を選びましょう。

看護師が退職後に再就職する時の注意点、次は結婚や出産を機に退職した人が再就職する時の注意点です。

結婚や出産は、今までとは大きくライフスタイルが変わる人生の大きなイベントです。でも、ライフスタイルの変化はこれで終わりというわけではありません。

結婚後に子どもを望めば、妊娠・出産というイベントが待っています。さらに、子どもの成長に合わせてライフスタイルを変えていく必要がありますし、自分の年齢によっても変化させる必要が出てきます。

そのため、結婚や出産で退職した人は、今後自分に起こるライフスタイルの変化を予想して、それに対応できるような再就職先を選ばなくてはいけません。

看護師が退職後に再就職する時の注意点、次は仕事がハード過ぎてヘトヘトになったために退職した場合のこと。

仕事がハード過ぎて退職した人は、ゆとりを持って働けるところを選ぶ必要があります。ゆとりを持って働くためには、残業が少ない、年間休日が多い、有給消化率が高いなどが必要です。

さて、ここで問題なのが、「残業が少ない」と「有給消化率が高い」です。残業が少ないって、いったい何時間以下なら残業が少ないのでしょうか？

あなたの中での「残業が少ない」と職場側の「残業が少ない」が一致していない可能性があります。あなたは1ヶ月5時間以下なら残業が少ないと思っていても、職場側は1ヶ月15時間以下なら残業が少ないと思っているかもしれません。

1ヶ月5時間以下が残業が少ないと思っているあなたが、「残業少なめ」と書かれているところに再就職した。でも、再就職先の「残業少なめ」という価値観は1ヶ月15時間以下の残業だった。

そうしたら、あなたにとっては再就職先は残業が少なめではなく、むしろ多いことになり再就職した意味がなくなるんです。

そのため、求人情報の「残業が少ない」という言葉を信じずに、具体的な平均残業時間を調べておかなくてはいけません。

また、有給消化率が高いかどうかについても、自分の好きなときに有給を消化できれば良いのですが、師長が「有給消化率が高い」という実績を作るために、シフトの都合が良いときに希望していない有給をつけることがあります。

師長に勝手に有給をつけられても、休みが増えることには間違いないので、有給をまったく使えないよりは良いのですが、それでも有給は自分が使いたいときに使うものなので、ちょっとモヤモヤしますよね。

そのため、仕事がハード過ぎて退職した人は、残業は平均何時間か、有給消化率が高くても希望した時に有給を使えるのかを確認してから再就職しましょう。

看護師が退職後に再就職する時の注意点、最後はやりがいを求めて退職した場合の注意点です。

自分のやりたい看護ができない、もっとスキルアップしたいと思って退職し、再就職を考えることもありますよね。

こういう場合は、「理想の看護ができるか」や「教育制度が整っているか」に注意して再就職先を選ぶと思います。

この時に気をつけたいことが、本当に理想の看護ができるか、実際に行われている看護はどうなのかということ。

理想の看護、やりたい看護を求めて退職し、再就職する場合、その病院や施設の理念や看護方針などを見て決めますよね。

でも、理念や方針と実際に行われている看護がかけ離れていることも多いんです。療養型病院で「1人1人の利用者様の個性を重視して」のように書かれていても、実際はルーティンワークで淡々と看護することもあります。

そういう職場に再就職したら、理想の看護とはかけ離れた仕事をしなくてはいけないので、またすぐに退職することになりますから、実際にどんな看護をしているのかを細かくチェックする必要があります。

退職理由別に再就職する際の注意点をご紹介しましたがいかがでしたか？再就職先選びに失敗したくない人は、転職サイトの利用をお勧めします。

転職サイトを利用すれば、配属希望が叶いますので、本当に人間関係が良い部署に再就職できます。

また、給料が高くてもブラックではないところ、ママさん看護師が多く活躍しているところ、ライフスタイルが変わっても働けるところをアドバイザーが紹介してくれます。

そして、アドバイザーが平均残業時間や有給消化の実態、実際にどんな看護が行われているかを調べてくれるんですよ！