看護師の辞めたい訳は異動が原因なの？

看護師の辞めたい訳は異動が原因なのでしょうか。

看護師として働くからには避けられないと言っても過言ではない異動について一緒に愚痴ろうじゃないですか！

私も異動させられましたよ。まぁ、私の異動話は最後のデザートに取っておくとしますか（笑）

看護師は辞めたいと異動がきっかけで思い始めるのでしょうか。

最初に言っておきますが、異動が決まった看護師が１００％辞めたいと思う訳ではないです。異動がきっかけで辞めたいと考える看護師が少なくないという話をしたいんです（笑）

まず異動についてですが、同じ診療科内の異動もありますし、同じ診療科でも急性期から慢性期への異動もあります。

また、まったく違う科への異動や系列内（病院から施設など）での異動もあり、異動と言っても多種多様ですよね。

どんな異動でも共通して言える事があります。それは「働く環境が変わる」という事です。職場が変わると、患者層も変わりますし、人間関係も年齢層を含めてガラッと変わりますよね。

異動の理由としては、看護師に平等に経験を積んで貰うという意味で、数年間隔で異動が決められている職場もあれば、人事不足でやむを得ず異動する方法を取っている職場もあります。

異動が自分の経験やタメになるとわかっていても、働き慣れた職場を離れ新しい職場で働くという事は、また１から覚え直さなければならなかったり、勉強し直さなければならない場合が多いですよね。

少なくとも異動先の仕事に慣れたり新しく人間関係を構築するまでは、ストレスに感じてしまったり、体調を崩してしまう看護師もいます。仕事の流れを掴み、働き慣れてしまうとストレスに感じたり、体調を崩したりしなくなりますが、それまでが大変なんですよね。

そのため、異動のない違う職場で働きたいと思ったり、看護師を辞めたいとまで思う人も中にはいるんですね。病院（職場）によっては、そんな働く看護師のメンタルをケアする部署を作っているところもあるようです。

看護師の辞めたい訳と異動による影響について話をしてみようと思います。話をしたくても私だけの経験では話にならないと思うので、職場の上司にズバリ聞いてみましたよ。

私が働いていた職場は、異動が何年周期と決まっていた訳ではなく、人事不足の場合や看護師の経験の偏りが出たと上司が判断した時に異動する流れになっていたと思います。看護師の中でそんな話になっていたんですね。

なので、下っ端看護師の中で異動が決まった看護師のイメージや噂は「ここの職場に必要なくなったんじゃないか」「お局の異動」「左遷」など、異動は嫌なイメージでしかありませんでした。

本当の理由を単刀直入に科長に聞いてみたところ「役職を付ける前に他の科も見て貰いたかった」「看護師としてのスキルアップのため」「看護において様々な角度から物事を考えられるようになってほしいから」など、いい事ばかり言うじゃないですか！（笑）

そこで私は気付いた訳です。上司と平看護師の間での考えと言うか、価値観自体が違うって事に。上司は良かれと思ってしている異動も、平看護師にとっては環境が変わるせいで苦痛やストレスになりやすいんですよね。

実際に職場を離れて行った看護師達の辞職理由の上位には、必ず「看護師としての自信を無くした」「人間関係」があったそうで、原因を辿れば人事異動が当てはまる場合が多かったようでした。

それでも異動を止めないのは「看護師の経験を第一に考えている」という事が前提にあり、「使えないから」とか「お局だから」って訳じゃないのを知ったので、今後はそう思わないようにしようと反省したのと、もう少し異動をポジティブにとらえようと考えさせられる話になりました。

看護師の辞めたい話を異動ネタで終わらせようという魂胆ですが、私の話を待っていてくれてありがとうございました！（笑）異動した経験のある私の話をしようと思います。

私が急性期病棟で働いて６年が経った頃、慢性期病棟の看護師の辞職（出産や旦那の転勤）が続き「即戦力になる看護師をまわして」と慢性期の科長から急性期の科長に打診があったそうです。

もちろん私以外にも看護師はたくさんいましたが、私に話が来たのは「即戦力になる」って理由ではないと読んだ訳です。

なので「異動したくないです」と科長に言うと「あなたが適役なの、お願い」と懇願され結局、逃げられず承諾しました。

いざ慢性期病棟で働き出すと、同じ職場内での異動もあってか顔見知りも多く、人間関係には困りませんでした。でも、仕事に対して楽しさとかやりがいを感じなくなってしまったんですよね。

急性期に慣れていた私は、目まぐるしく変わる患者さんの状況に対応しようと毎日頑張っていたつもりでした。

ですが、慢性期病棟に入院している患者さんは比較的状態が安定していて、毎日似たような処置や観察をするので飽きてきたんです。

異動後は自分なりに頑張って働いていたつもりでしたが、やっぱり毎日緊張感を持って違う仕事をしたいという思いが強くなり辞職する事を決めたんですね。異動で得た経験ももちろんありますが、異動した事で自分のやりたい看護が明確になったというのが正しいかも知れません。

辞職の話を上司にすると「元の急性期に戻す」という話もしてくれましたが、それも出戻るような印象で、自分的には嫌だったので、今は全く違う科で１から勉強しながら頑張っています。

看護師にはありがちな異動の悩みについてまとめてみましたが、どうでしたか？今も新しい職場に馴染めず、モヤモヤした日々を送っている看護師もいると思います。

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