看護師の転職 1年未満でも転職を考えてもいいですか？

看護師が転職を1年未満で検討している、なんて言ったら根性が足りない！なんて怒られるでしょうか。

実際、私なんかが看護師になりたての頃は少なくとも3年は腰を据えて働け！なんて言われました。

しかし、今や一般企業に勤める新人でも3年あれば殆どがメンバーチェンジしているような会社も少なくありません。でも短い期間で転職するなんて、私の履歴書どうなっちゃうのかしら？

これからも看護師として働けるかしら？なんて悩みますよね。では、そんな新人看護師さんたちの【今】をちょっと考えてみましょう。

夢を持って看護学校に入った、憧れのナースになって希望の病院に入職した。

なのに1年も経たずに転職してしまうナースはなんと7.5%。

看護学校ですら退学率が高いのに、そんな難関を突破してもなかなか続けられないのが看護師という仕事だそうで。

その要因として、実際に看護師として勤務し始めてから自分が向いていなかった事に気付く人もいるそうです。

掲げた理想と現場のギャップについていけない者、目まぐるしく迫る業務に身体がもたない者、その理由は様々ですが、仕方のないこともあるでしょう。

もしも異業種にチャレンジしてみようと思うのであれば、早い目がお勧め。

看護師の世界は特殊です。看護師としての常識に染まってしまう前に、第二新卒として一般企業に就職するのも一つの手段かもしれません。

しかしせっかく夢を掲げて、青春をかけて取得した看護師という資格、できれば活かしてほしいものです。

ここで先輩看護師としてアドバイスをするのであれば、一度どうして看護師の仕事が向いていないと感じるのか、もう続けられないと思うのかを考えてみてほしいんです。

私たち看護師は忙しい仕事やあり得ない残業に慣れ切ってしまっている部分もあり、つい新人さんが入ってきても自分たちと同じように動けると過信してしまう事もあるんです。

また、いくら指導係としてプリセプター、プリセプティーと呼び合う仲になったとして人は人、相性ってものがありますよね。

ひょっとするとあなたは看護師が向いていないのではなく、その病院が、その指導係が合っていないだけかもしれません。

実は看護師1年目で退職を考える人のほとんどが、業務過多で体調を崩すか人間関係で悩んでいるかなんです。

もちろん看護師の仕事は楽ではありませんが、その業務内容が、研修内容があまりに過酷なものなのであれば、一度職場を変えてみるのもいいかもしれません。

学生時代のお友達と集まったりしませんか？きっとみんな愚痴が溜まっている頃です。

案外そうやって愚痴を放出するだけでもすっきりするかもしれませんし、その中で自分の置かれている状況が厳しいのか、それとも看護師業界としては一般並みなのかも見えてくるかもしれません。

気心知れた仲間や、看護学校時代の恩師と少し話をするだけでひょっとすると【何】が悪いのかが見えてくるかもしれませんね。

看護師が1年未満で転職をすることはそれほど珍しい事ではありません。

私からのアドバイスとしては身体や心を壊してまで今の職場に固執することはないでしょう、といったところでしょうか。

現場の声としては1年未満で転職を検討するような人間は次も続かないだろう、という人もいるのが現状ですが、人員不足の中で研修を行うという状況下でいかに新人たちが厳しい状況を生きているのかも知っています。

理解のある師長がいるような病院であれば、第二新卒扱いで快く受け入れてくれる病院もあるそうです。

なにより、もう一度看護師として再チャレンジしてみたいという意気込みを受け止めてあげたいと思っているのも現場で働くナースの本音ですからね。

しかし、期間の短い転職が続いてしまえばそれはまた別の話。【続かない人】というレッテルを貼られてしまうのも時間の問題でしょう。だからこそ、次の職場探しを慎重に行う事が最重要課題となる訳です。

前回の就職での失敗点、課題を見据えた上で次の転職に活かすためには自身がなぜ辞めてしまおうと思ったのかを見直す事が必要。

過重労働が原因なのであれば残業時間を比較ポイントにするべきですし、配置数や同期の数がネックになっていたのであればそのあたりもしっかりとチェックすべきです。

だけど、自分一人でそれだけの情報を集めるのは難しいですし、求人票だけではなかなかそこまでチェックできません。

そんな時に活用してほしいのが転職サイト。

看護師の転職に特化したエージェント会社が運営する転職サイトでは、サイトに登録する事で専任のコーディネーターがあなたの再就職までをしっかりとサポートしてくれます。

あなたの仕事や転職に対する課題も一緒に考えてくれますので、あなたに合った職場に出会える最短の近道となることでしょう。

この転職があなたにとって再び看護師としての夢に出会える転職になるよう、心から願っています。