看護師の求人【非常勤】で働くってどういうこと？

看護師の求人で非常勤募集、という見出しが出ている事がありますが、この【非常勤】ってどういう意味だかご存じですか？

よく見る言葉だけどきちんと理解するのには難しい表現ですよね。働き方の違いや待遇の違いなど、きちんと理解していますか？

実はこの【非常勤】という言葉、きちんとした定義はないんです。

常勤の看護師と分けて使われる事が多いですが、一般的にはパートや派遣といった形態で勤務する人を指す事が多いようですが求人によって定義が異なるため、実際に応募するのなら条件の確認が必要です。

比較的時間に融通が利きやすいのは訪問看護や訪問入浴などのシフト組みがしやすいもので、そのほかにも健康診断のサポートやイベントの救護室での待機、献血スタッフなんてお仕事もあります。

同じところで腰を据えて働きたい、という人には老人ホームでの勤務やクリニック、病院での病棟勤務や外来勤務など、日勤のお仕事とそう変わらないようなお仕事もあります。

非常勤の看護師の平均時給は1531円、仮に時短勤務で一日6時間、月20日間働いた場合の賃金は21万4340円となり、看護師の平均月収23万円とそう変わらないように見えます。

では、常勤と非常勤では一体何が違うのでしょうか。

一番大きな差は福利厚生の有無です。

給与を比べてみるとあまり変わらないように見えますが、非常勤の場合は保険料や年金などは自身で支払う必要があるため、実際の額はもっと差が出てきます。

また、有給やボーナスなどもなく、年収比較では大きな差が出てきます。

実際に非常勤で勤務する人に話を聞くと、年収の差は仕方がないとしても職場での待遇の差が一番つらいと話す人も。

非常勤ナースは人が足りないところに配属されるため、厳しい環境で働く事になる事が多いのに、昇給もなく、肝心な時に限ってよそ者扱いされるようなこともあるそうで、やりがいを十分に感じられない事が一番のストレスになる人もいます。

このように一長一短な働き方ではありますが、その時の環境に合わせて非常勤というスタイルでの勤務を選ぶ必要があることもあります。

では、そんな中でも自分らしく働くためにはどうすればいいのでしょうか。

私は転職サイトへの登録をお勧めします。

正社員で働くつもりのない人にとっては転職サイトは敷居が高く感じるかもしれませんが、実は非常勤のお仕事も取り揃えています。

その上、専門のコーディネーターがあなたの相談に乗ってくれますので、希望勤務地や希望職種などがある場合は相談することで少しでも希望に近い職場に出会えるかもしれません。

また、条件を設ける事で視界は狭くなりがちです。非常勤だからと自分で制約を設けてしまい、もっと選択肢があるのに目を向けられていないような場合もあります。

そんな時にもコーディネーターがあなたの強い味方となってくれるでしょう。まずは相談から始めてみませんか？