看護師の求人 肛門科は実は○○！

看護師の求人で肛門科の求人はそう多くありません。

総合病院では外科や消化器科を扱う科の中の一つである事が多いですし、クリニックでも胃腸科などと併設しているところが多いため、もしも肛門科専門のところを探しているとなるとなかなか求人に出会う事すら難しいのが現状です。

しかし、肛門科オンリーで仕事を探している人よりも、肛門科はなんとなく避けてしまっている人のほうが多いのではないでしょうか？

扱う患部がデリケートだから？名前の印象？もしもそれだけで肛門科を扱う科を外してしまうのであればそれはもったいない事なんです。

では、肛門科を扱う求人を選ぶメリットってなんなの？そもそも肛門科って何をしてるの？そんな疑問にお答えしていきましょう！

肛門科、と単体で立つ事の少ない科ですが、それには一体どういう理由があるのでしょうか。

もしもあなたが今、トイレットペーパーに血が付いている事に気づいたとしましょう。

まず思い浮かべるのは「痔」じゃありませんか？

最近ちょっと便秘気味だったしなぁ。でもその便秘すら、実は大腸の不調が原因で、出血も大腸からだった、なんてことも多いんです。

そう、肛門科では肛門から大腸、直腸などの下部消化器科全般を診察しているため、患者さんは痔核、痔瘻や裂肛、脱肛、などの肛門周辺の不調から、大腸ポリープや大腸がん、虚血性腸炎、潰腫性大腸炎などの腸の腫瘍や不調も診察しています。

そのため、肛門科単体で立ち上げるよりも消化器科や、外科的処置を行うための外科と併設しているところが多いんですね。

では求人に話を戻しましょう。そうなってくると、看護師に求められる役割は他の消化器科や外科と大差はありませんし、消化器科全般においての知識が求められるのです。

一般的な看護師の仕事と言えば診察介助や問診、検温などですが、大腸内視鏡検査や手術を行う病院ではその介助なども求められます。そのため、肛門科での勤務はその名前以上に幅広い知識と経験が積める場所でもあるんですよ。

なーんだ、痔や性病の患者さんばっかりじゃないんだ、と胸をなでおろしたあなた、肛門科のお仕事はもう一つお勧めポイントがあります。

それは、急患や残業が少ないこと。入院患者を持つ病院であれば夜勤がある場合もありますが、ベッドを持たないクリニックなどでは比較的時間内に仕事が終わるため、家事や育児と両立を考えている人にはお勧めです。

かつて女性の肛門科は婦人科で診ていた事もある名残からか、女性専門のクリニックなども数は少ないですがあるんですよ。

女性も男性も掛かりにくい科であるからこそ、細やかな配慮が求められる職場ですので、このようにクリニックの体勢から配慮を行っているところもあります。

何度もお話しているように、肛門科は単体で立ち上げられる事が少ない分、勤務場所によって得られる知識や経験は大きく異なります。

例えば京都市左京区にある山添医院では泌尿器科や外科、性病科など何となく関連のありそうな科だけでなく、整形外科なども取り扱っています。

また、不調を根本的なところから治療するために生活習慣の見直しなども行います。

これは生活習慣病が見直される今においてはどこの科でも通用する知識や経験となるはずです。

場所をキチンと選べば、夜勤や残業の少ない環境で必要な知識を身につける事ができるんですね。

では、ただでさえ求人数の少ない肛門科で、自身に合った職場を探すのにはどうしたらよいのでしょうか。

そんな時こそ転職サイト、もう耳にタコかもしれませんが、転職サイトへの登録をお勧めします。ニッチな科だと求人情報に出会うのすら難しいのが現状です。

そんな時には複数の転職サイトに登録し、希望勤務地や職種を登録しておけば、それぞれのサイトからオススメ情報を仕入れることができます。

また、応募条件に経験やスキルが足りない場合も、個人交渉では面接すら厳しいですがサイトを運営するエージェントを通してエントリーする事で面接が受けられた、なんて声も聞きます。

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