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看護師の求人で神経科・神経内科という名前は聞いた事があるけれど、その実状をきちんと理解している看護師さんって実は少ないと思います。
だってこの領域、神経科・神経内科・精神内科・脳神経外科…なんだか似たような名前の科目が多すぎだと思いません?
その名前の複雑さから食わず嫌いをしてしまっている看護師さん、自分の可能性を狭めてしまっているかもしれませんよ…。
看護師の求人で、神経科と神経内科の違いってなに?ってなってしまったあなた。
神経内科では、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、てんかんのような脳の中で何かが起こったことが原因となる病気や筋ジストロフィーやパーキンソン病など脊髄の疾患を診療対象にしています。
時に手術が必要な場合などもあり、その場合は脳神経外科で手術を行った後に神経内科でリハビリなどを行うこともあります。
脳梗塞などを発症した患者さんの中には、ある日突然いつも出来ていたことができなくなった、思うように話せなくなった人もおられます。
神経内科では、病気の治療やリハビリはもちろんですが、心のサポートも重要な看護師の役割です。
発症直後は自暴自棄になってしまう方も多く、リハビリする気力すら起こらない方もおられますが、素早いリハビリがその後の病状を改善する事もあります。
また、動揺しているのは患者さん本人だけでなく、家族も同様です。
病気の知識や病状の正しい理解など、家族のサポートもまた看護師の役割なのです。
では「神経内科」とは似て非なるもの、「神経科」とはどんな科なのでしょうか。
長年看護師として勤務していても詳しく説明できる人はひょっとすると少ないかもしれません。
神経科では過去に「精神病」と呼ばれていた類の病気を専門として診療しています。病気の原因が内的疾患や外傷ではなく神経(精神)が発端となる症状の改善に努めています。
そう鬱病や心身症、パニック障害など病名を聞けば何となく想像できるのではないでしょうか。
多くの神経科の疾患ではカウンセリングが重要となります。
時間をかけてコミュニケーションを図り、病気の内側に潜む患者さん自身を見つめてサポートしていくことが求められますので、看護師のサポート力、観察力が大いに発揮される現場が神経科であると私は思います。
看護師の求人で神経科・神経内科を考える際、どのような知識が要るのでしょうか?
例えば頭痛持ちの方。あまりに長引く頭痛に病院へ行こうと考えたとき、何科で診てもらえばいいかわかりますか?
内科?脳外科?ストレスが原因だとしたら心療内科?
私たち医療従事者でもわかりにくい科のボーダーライン、患者さんから見るともっとわかりにくいと思いませんか?
そう、だからこそ、神経科・神経内科に携わる看護師であれば自身の科だけでなく幅広い知識が求められます。
神経科では始めのうちは患者さんとのコミュニケーションに悩んだり偏見を持った目で看護師が患者さんを見てしまう事もあるかもしれません。
看護師による病気の正しい理解が患者さんとの距離を縮めますし、正しいコミュニケーションの取り方を学ぶ事は今後の看護観にも良い影響を与えます。
看護師が神経科・神経内科における幅広い知識を身につける事は転職の際も有利になるでしょう。
看護師の求人で、神経科・神経内科のお仕事を選ぶ時のポイントについてです。
先ほどもお話ししたように、神経内科には脳梗塞などの患者さんがおられます。
例えば脳梗塞などでは「失語症」の症状が出る事もあります。
これは、思っている事をきちんと言葉にできない症状で、言葉だけを聞いていると「考える」部分に弊害があるように聞こえますが、実は言葉が出ないだけで意識や認識は明瞭な方もおられます。
そのため、認知症などの患者さんとはまた違った接し方が必要となります。
仮に看護師自身はそれを自覚していても、患者さんのご家族が理解をしていない場合は、コミュニケーションの取り方をアドバイス差し上げることも必要。
同じ「言葉が出ない」状態でもその原因は患者さんによって違いますので、病状をきちんと理解した上での関わりをその都度考える事が必要です。
また、中には入院中に再度梗塞が起こったり、命に関わる急変があることも。
一分一秒を争うことも多いため、看護師は常に医師と連携を取りながら患者さんの様子をきちんと観察する事が求められる緊迫した現場です。
お仕事のポイントとしては、先ほどもお話したように脳疾患では早急なリハビリ開始がその後の後遺症を軽減すると言われています。
そのため、看護師がリハビリの知識を身につけておけばコミュニケーションの合間にマッサージや簡単なリハビリを施すこともできますし、意識が戻る前の患者さんへのリハビリアプローチも可能となります。
もしも神経内科の分野を極めていきたいと思うのならば、病気や疾患の知識と合わせてリハビリ関係の勉強をすることをお勧めします。
また、神経科のお仕事のポイントとしては、【診断】としては神経系の異常が原因で手の震えなどの症状が出てしまった患者さんでも、患者さんご本人からすると悩みを抱えている事が原因のように感じている人もおられます。
そんな場合は、治療と並行して心の悩みも解消できるよう働きかけられるよう心がけるのが鉄則です。
神経科は神経や心など見えない部分を相手にする専門なのだからこそ、まずはリラックスして治療に取り組める環境づくりを行うことが大切なのです。
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