看護師の求人 整形外科ってどんなとこ？

看護師の求人で整形外科の案件、実は多いんです。

その理由は、整形外科を設置する病院が多いため。大抵の総合病院には整形外科がありますし、専門のクリニックや整形外科も兼ねた個人病院なども入れるとその数が多い事は何となく感じてもらえるでしょう。

では、実際整形外科で働こうと考えるナースはたくさんある働き先の中からどんなところをポイントにお仕事探しをしているのでしょうか。

診療内容？それとも残業の多さ？職場の雰囲気？

整形外科へ転職する際のメリット、デメリット、少し紹介してみましょう。

まず、整形外科と言われると骨折の患者さんを想像するでしょうか。

実際、整形外科病棟であれば脊髄や脊椎に疾患を抱えた患者さんや、ヘルニア、人工関節置換手術の術前術後の患者さんなどもおられますが、患者さんの9割が骨折の患者さんです。

中でも、高齢の患者さんが多く、骨粗鬆症や転倒などがきっかけで骨折された患者さんが多くおられます。

整形外科で勤務する看護師がメリットとして感じているのは、回復が目に見えてわかること。

看護師として勤務していると患者さんが良くなっていく姿を見ているのがやりがいと感じている声をよく聞きます。

また、急変や命に関わる患者さんが少ない事から比較的明るい雰囲気の中でハキハキと働きやすい環境が整っていることもメリットの一つのようです。

勤務先が整形外科病棟であれば、PTやOTと連携してリハビリに対する知識を身につけることもできます。

患者さんの回復が早い事をメリットと先ほどは申しましたが、実はこれがデメリットになることも…。

骨折はしていても口は元気といいますか、患者さんからのクレームが多いのが整形外科で勤務するデメリットと言われています。

また、これは整形外科に限りませんが、クリニック勤務となれば看護業務以外に受付や発注など、様々な業務を兼任する事も少なくないので、入職前によく確認する事が大切です。

整形外科に来られる患者さんの9割は骨折の患者さん、そして大半が高齢の患者さんだということは先ほどもお話しましたが、それに伴い必要になってくる知識があります。

特に病棟では、認知症も患う患者さんも多く、骨折してもその事実を忘れてしまう、安静指示を守れない、そんな患者さんもおられます。

そうなると、ここは整形外科ではなく介護病棟か、と思うような介助、対応が必要になる事もザラなんです。

認知症の患者さんであれば、何度も同じことをお願いしないといけない事もありますし、普通ではありえないような質問や行動を取られる方もおられます。

そんな時も、認知症の特性をきちんと理解した上で患者さんと向き合うことが求められます。

清拭や体位変換、入浴介助なども看護師の仕事ですし、時には食事介助やオムツ交換なども行う場合もあります。

また、個人病院やクリニックの場合は、レントゲン撮影の介助や、中には稀ながらレントゲン撮影まで看護師が行うところもあるそうで…(これは違法です!)

レントゲン介助くらいでしたら、放射線照射部位に対してどんな体勢を撮ってもらったらよいのかが把握できる、患部に対する検査の知識が身につく、と前向きに考えられます。

しかし、違法業務まで看護師に回ってくるような状況の病院であれば、免許はく奪の可能性もありますので速やかに退職を考えたほうがいいかもしれませんね…。

では、いざ整形外科へ転職しようと思う人はどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。

まず、整形外科の経験者であっても、特に個人病院では業務の進め方や考え方、任される内容が大きく違います。

技師やリハビリスタッフの配置等も看護師の業務内容を大幅に変えますので、「私は経験者」と思って入職しても業務内容の違いにへこむことも。

しかし、そんな経験をしているのはあなただけではありません。前職の仕事内容との違いを説明して、一から学ぶ気持ちで仕事に取り掛かるほうがあなたの気持ちも楽になるかもしれません。

また、外来向き、病棟向きなど個人の向き不向きを何となく感じているのならば、整形外科での勤務を選択した際も中でも外来希望なのか、病棟希望なのかをはっきりとさせておいたほうが働きやすさはアップするでしょう。

整形外科の求人は人気がありますので、自身の経験や特技をうまくアピールしていく事が大切です。

しかし、看護の仕事に自信はあってもなかなか自己PRが苦手なんて人、少なくないのでは？

そんな時は転職サイトを上手く活用する事をお勧めします。

最近の転職サイトでは転職エージェントが持つ求人情報を紹介してくれるだけでなく、面接練習や面接同行なども行ってくれます。

先ほど申したようなブラック病院を避けて紹介してくれるので安心感も倍増ですよ。

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