看護師の求人 人工透析ってどんな職場？

腎不全が悪化し、末期の状態になると低下した腎機能の代わりに透析療法と言って専用の機械を使って腎機能を代用する必要があります。

人工透析を一度受けてしまえばその命が尽きるまで透析なしでは生きていく事ができないため、一日4～5時間、週に3回程度、透析に通わなければならないのです。

と、ここまではご存じの方は多いでしょうが、人工透析を扱う科やクリニックで看護師がどのような仕事をしているのかはご存じですか？

夜勤なし、残業なし、などのメリットは多く知られていますが、専門の機械を扱うことへの抵抗感、未知の領域への不安などもあるのではないでしょうか。

ブランク明けの看護師や育児をしながら働きたいママさんナースに人気の透析室、一体どんなところなのでしょうか。

人工透析に携わる看護師の主な仕事は透析機械の準備と透析を受けられる患者さんへの対応。

バイタルをチェックした上で透析準備を行い、準備が整えば穿刺して透析を始めます。

清拭や通常科で行うような処置はありませんし、日々の業務は専門知識と細心の注意は必要ですが同じことの繰り返しです。

慣れるまでは機械操作や穿刺など戸惑うことも多いですが2年もあればベテランスタッフとして仕事をこなすことができます。

勤務場所としては総合病院の人工透析科や透析を専門に行うクリニックや医療機関、泌尿器科や老人ホームに併設されているところもあります。

透析経験のない人の場合は配属後に研修もあるため、先輩スタッフの補助から仕事を覚えていきますし、親切な患者さんが穿刺の練習に腕を貸してくれることも(笑)。

一から学びやすい科と言ってもいいでしょう。その上夜勤がない、残業が少ない、土日祝日に休みを取りやすいなどの理由もあって特にママさんナースには人気があります。

しかし、中にはお仕事内容の独特さ故、透析ナースは潰しが利かない、などと言う人もいます。

確かに透析経験の長い人が病棟勤務に異動になると、当たり前のことができない、などと感じることもあるようです。

しかし、処置は身体が思いだせばすぐに慣れるものですし、どこの科に異動しても大なり小なり勉強は必要ですよね。

ゆくゆくは透析以外の仕事に就きたいと思ってる人がそんな理由で躊躇するのはちょっと違うと思います。

特に透析科では患者さんとのコミュニケーションの取り方をしっかりと学べる科ですし、勤務する中で充実していると感じれば認定看護師として専門性を高めていくこともできますよ。

透析を受けられている患者さんは、生涯透析を受けなければ生きていく事はできません。

そのため、透析室の患者さんの顔触れはほぼ同じ。

自身の担当患者さんとの付き合いもまた長くなるのです。

短い人でも5～10年、長い人ではこれから30年以上も透析を受け続けないといけません。そんな云わば透析ベテランの患者さんと関わるのはなかなか大変でもあります。

透析室に未経験からチャレンジしてみたいと考えるのであれば、患者さんのほうが透析に関して知識があると思って覚悟をしておいたほうが良いかもしれません。

例えばたった一度穿刺を失敗しただけで患者さんから担当を変えられてしまうようなこともあります。

患者さんにとっても日々のことですし、慣れた看護師さんに担当してほしいのは仕方のないことですが、透析室新人ナースにとってはなかなか辛いものですね。

実は透析室での勤務で一番大変だと言われているのは「患者さんとのコミュニケーション」。

先ほど申し上げたように、透析室では技術一つをとってもそうですが、日々に関わることだからこそ患者さんからも意見が出やすい傾向にあります。

透析室は偉そうな患者さんが多い、なんて話すナースもいますが、患者さんにも意見があって当たり前、という気持ちで関わる事が重要かもしれませんね。

例えば神奈川県横浜市には透析を受けられる病院やクリニックは約50件あります。

馴染みのない人にとっては透析を受けられる場所は数少ないと思われますが以外とあるんですね。

では人工透析科へ転職する時に確認するポイントはどこでしょうか。

先ほどもお話したように透析科は日勤のみがほとんどですが、中には夜間透析を行うところもあります。勤務形態に惹かれて透析看護師を目指すのであれば、透析=夜勤なし、と考えずにきちんと確認してから応募しましょう。

また、先ほど人工透析科は残業が少ないと申しましたが、一日の透析回数が多い病院などでは残業や勤務時間が長い病院もあります。

そういった病院では夜勤なしでも給与が高い傾向がありますので、月収と拘束時間もきちんと確認すべきポイントです。

そしてもう一つ、条件のよい求人は大抵転職サイトには載っていません。

応募が殺到する事を恐れて非公開で登録者に紹介しているのです。

そういった非公開求人に出会うためにも、私は転職サイトへの登録をおすすめします。

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