看護師が定年後に再就職する場合に注意したいこと3つ

看護師が定年後に再就職する場合に注意したいことが3つあります。定年まで長年看護師として働いてきたから、再就職するに当たってスキル的には何の問題もないと思います。

しかし、スキル的には問題がなくても、3つの注意点を知らないと定年後の再就職を失敗するかもしれません。

看護師が定年後の再就職で注意したいことの1つ目は体力面を考慮すること。あなたは、定年まで看護師としてバリバリ働いてきたと思うので、一般的な60歳の女性よりは体力があると思います。

しかし、看護師の仕事は体力勝負です。これは、定年まで働いてきた看護師さんにわざわざ言うことではないと思いますが。

仕事によっては、20代の若い看護師さんでもクタクタになり、場合によっては体調を崩してしまうほどのハードさです。そのため、定年後に再就職するなら、体力的に楽な仕事を選びましょう。

たとえ、定年前までは急性期病棟でバリバリ夜勤に入っていたという方でも、定年後は自分を労わるためにも体力的に楽なところを選ぶべきです。

もしも、定年後の再就職先が体力的にきつくて、体調を崩して辞めなくてはいけなくなったら、長年「やりがいがある」、「看護師の仕事を好き」と思ってやってきた看護師人生が悪い形で終わることになります。

また、体調を崩してしまったら、場合によっては老後の生活、老後のQOLに響いてくるかもしれません。そのため、定年後に再就職したい看護師さんは、体力面を考慮して、体力的に楽な仕事を選びましょう。

介護施設やデイサービス、健診センターなどは、体力的に楽なことが多いのでお勧めです。

看護師が定年後の再就職で注意したいことの2つ目は職場の年齢層をチェックすること。

職場の年齢層は、職場の雰囲気を大きく左右するものです。20代の若い看護師さんばかりの職場と、40～50代のベテラン看護師さんが多い職場では、仕事内容が同じ職場でも、職場の雰囲気は違います。

もしも、あなたが定年後に20代の看護師が多い職場に再就職したら、おそらくあなたは再就職先の職場で浮いてしまうでしょう。

逆に、ベテラン看護師さんが多い職場なら、自然に職場に馴染むことができるはずです。職場に馴染めるかどうかは、仕事のやりやすさに直結します。

再就職をしたのに、職場に馴染めなかったら？仕事を続けるのが苦痛になりますし、再就職したことを後悔すると思います。

そうならないためにも、職場の年齢層はチェックして、ベテラン看護師が多い職場を再就職先に選ぶようにしましょう。

看護師が定年後の再就職で注意したいこと。3つ目は非常勤採用になることを覚悟することです。どんなに看護師キャリアがあっても、定年後の再就職は常勤採用ではなく、非常勤の採用になることが多いんです。

これは、仕方がないことですよね。定年後の再雇用制度がある病院や施設も、再雇用は常勤採用ではなく嘱託雇用や非常勤雇用になることがほとんどです。

また、病院や施設など医療関係の職場だけでなく、一般的な企業でも定年後の再雇用は正社員採用ではありません。

定年後でも常勤で働きたい。そういう思いを持っている人もいると思いますが、「定年後はプライベートな生活を楽しみつつ、看護師の仕事をする」と切り替えて、非常勤でも仕方ないかと思うようにしましょう。

定年後は体力的に楽な職場やベテラン看護師が多い職場に再就職したい看護師さんは、転職サイトへの登録をお勧めします。

転職サイトでは定年後での採用をしてくれる求人をたくさん扱っています。また、担当コンサルタントが、体力的に楽な職場やベテラン看護師が多い職場をピックアップしてくれるので、スムーズに再就職をすることができます。

また、「どうしても常勤で働きたい！」という人も、転職サイトを使うと良いですよ。転職サイトなら、定年後の再就職でも常勤で働ける求人があるかもしれません。

また、担当のアドバイザーが常勤採用にできないかを、再就職先と交渉してくれますから、定年後でも常勤として働ける可能性が高くなるはずですよ。