看護師がブランクを経て、暇を持て余すから看護師として再就職。おすすめの再就職先と注意点は？

看護師がブランクを経て、再就職する場合、結婚後に退職して専業主婦をしていたけれど、暇を持て余して、再就職するという人もいますよね。

そのようなパターンで再就職する場合、どんな再就職先を選ぶべきなのか、どんなことに注意すれば良いのかを確認しておきましょう。

看護師がブランクを経て再就職した体験談、今回は結婚を機に退職したけれど、専業主婦は暇だから再就職したケースをご紹介します。

寿退社をしたけれど、暇だから再就職した体験談

私は、看護師5年目で結婚しました。夫が出張が多くて激務の仕事だったので、家庭に入ってほしいと言われたんですけど、私も看護師の仕事に疲れていたので即OKして、専業主婦になりました。

専業主婦になってビックリしたことは、時間の余裕があること。どんなに家事を一生懸命やっても、午前中にはやるべきことが終わっちゃう。

午後は丸々暇で、最初はショッピングに出かけたり、DVDを見たり、カフェにお茶を飲みに行ったりしていたんですけど、次第にやることがなくなっていって。

特に、夫が出張の時なんて、何もすることがなくて、暇で暇で仕方がないくらい。かといって、夫が稼いでくれたお金で、しょっちゅう外でランチとかショッピングをするのは、気が引けるし。

あまりに暇だったので、時間がもったいないなと思って、看護師のパートとして再就職することにしました。

再就職先に選んだのは近所のクリニック。午前中だけの勤務なんですけど、それでもお小遣い程度に稼げるし、家事と両立できて、夫のサポートにも影響がない。

それに何より、自分のお小遣いを自分で稼げるので、欲しいものを買う時にも躊躇したり、後ろめたさを感じないのが良いですね。

看護師がブランクから、「専業主婦は暇だから」という理由で再就職を決めた人は、そもそもどんな理由で看護師の仕事を辞めたのでしょうか。

専業主婦になった理由は、次の2つがあると思います。

旦那さんの希望

結婚を機に退職をしてブランクがある人の辞めた理由の1つ目は、旦那さんの希望だと思います。

体験談のように旦那さんが激務だから、家庭に入ってほしいというケースですね。専業主婦になってほしいと希望する旦那さんの多くは、激務という共通点があります。

自分が家事に協力できないから、奥さんになる人には家庭に入って家事をやってほしいというタイプですね。そして、激務だけあって、奥さんをしっかり養えるほどの経済力を持っている人が多いんです。

医師と結婚する看護師さんは、この旦那さんの希望で家庭に入る人が多いですね。医師は激務ですから。

本人の希望

自分で希望して、結婚を機に退職するケースもあります。看護師の仕事に疲れていて、夫が養ってくれるなら、ぜひ専業主婦になりたいという人もいます。

また、看護師の仕事が激務過ぎて、結婚生活と仕事を両立できない。夜勤もあるし、残業もある。体力的にもきつい。そんな中で、家事をやるなんて無理。

そのことが原因で旦那さんと険悪になるくらいなら、専業主婦になったほうが良いと考えて、自分から希望して退職するケースもありますよね。

看護師はブランク中にどんな心境の変化があって再就職するのでしょうか？結婚を機に退職して、「暇だから」という理由で再就職する看護師さんの心境の変化を考えてみましょう。

看護師っていうまでもなく激務ですよね。勤務中は常に時間に追われ、残業も多い。でも、休みは少なくて、なんだかいつも時間を気にした生活を送り、仕事中心の生活になっている人は多いんです。

毎日セカセカ働いていると、「専業主婦って良いなぁ。家事をやっていれば良いんだもん。」と専業主婦への憧れが出てきます。

旦那さんやあなた自身の希望で、憧れの専業主婦になり、時間にゆとりを持って生活できるようになったのは良いものの、今までセカセカ働いていたためか、性格的なものなのか、あまりにゆとりを持ちすぎると、今度は「暇だわ」と感じるようになるんです。

子供がいれば、専業主婦でも忙しい毎日を送ることになりますが、子供がいないと、どうしても暇だと感じることはありますよね。

また、自分で稼いだお金でないと、気軽に使えない。欲しいものを買う時に、気が引けてしまうという人もいると思います。

いくら、旦那さんからお小遣いをもらっていても、稼いだのは自分ではなく旦那さん。旦那さんにも「欲しいものがあったら、遠慮なく買ってよいよ」と言われている。

でも、やっぱり心のどこかで、「人が稼いだお金を使うなんて贅沢かな」という気持ちがあって、自分の欲しいものを買うお金くらい、自分で稼ぎたいと思うようになります。

時間を持て余しているし、自分のお小遣いを稼ぎたいから、パートとして看護師に復職するんですね。

看護師がブランクを経て再就職。暇だから再就職する時におすすめの職場はどこでしょうか？

クリニック

体験談の人もクリニックに再就職していましたが、「暇だから」という理由で再就職する時には、クリニックがおすすめです。

なぜなら、クリニックは「半日勤務」ができるからです。暇だから再就職する人は、ガツガツ働く必要はありませんし、家事と両立しなくてはいけません。

看護師の仕事はあくまで片手間。家事と旦那さんのサポートが、あなたの一番大切なことですから。

クリニックは午前は9時から13時、午後は16時から19時のように診療時間の間が数時間があいていることがありますので、パートなら午前のみの勤務、午後のみの勤務のような働き方ができるのです。

介護施設やデイサービス

介護施設も暇だからパートとして再就職する看護師さんにおすすめの職場です。介護施設を選ぶメリットは、体力的に楽なことと残業がないこと。

介護施設には介護士さんがいるから、体力的に楽。そして、急変はほとんどないし、緊急入所もないので、突然仕事が増えることがないから残業はほとんどない。

体力的に楽だと、「クタクタで家事をする気になれない」ということはないし、残業がなければ「残業があって、夕飯作れなかった」ということもありません。

また、介護施設は半日勤務の求人も多いので、家事の片手間で働きたいという看護師さんにおすすめなんです。

デイサービスも介護施設と同じようなものになりますので、デイサービスもおすすめです。

看護師がブランクを経て再就職する場合、どんなことに注意すれば良いのでしょう？「暇でお小遣い稼ぎ」が目的でブランクから再就職する場合の注意点は3つあります。

扶養内で働けるか

1つ目の注意点は、扶養内で働けるのかということ。「暇だしお小遣い稼ぎに」と思ってブランクから再就職する人のほとんどが、パートで働くことになると思います。

パートには103万円の壁と130万円の壁があるのを知っていますか？旦那さんがいて、旦那さんの扶養に入っている人が年収103万円以上を稼いでしまうと、配偶者控除を受けられなくなってしまい、旦那さんが支払う税金が増えます。

また、年収130万円を超えると、社会保険料を自分で支払わなくてはいけませんので、大きな出費になり、働き損になってしまうのです。

そのため、お小遣い稼ぎで再就職する人は、最初に年収をいくらにするのか設定して、それを守って働くようにしましょう。

ただ、職場の中には、「人手不足だから、もっと働いて」と扶養内で働きたいのに、それ以上働かせようとするところもあります。

そうすると、働いたのに収入が減ったなんてことになりかねませんので、扶養内で働けるところに再就職しましょう。

家事と両立できるか

家事と両立できるかも、重要なポイントです。あなたにとって、仕事と家事。どちらが大切ですか？「お小遣い稼ぎに」という人は、家事の方が大切ですよね。

家事をしっかりと行った上での再就職になると思います。そのため、体力的に本当に楽か、介護施設やデイサービスでは本当に介護業務をしなくて良いのか。

残業はしなくて良いのかなど、家事と仕事を両立できるのかをきちんと確認してください。

気軽に働ける職場か

気軽に働ける職場かどうかも、再就職前に確認しておきたいポイント。あなた以外の人が、みんな常勤で、やる気に満ち溢れていたら、どうなるでしょう？

「主婦の片手間」の仕事にあまり良い印象を持たれませんし、勉強会も頻回で、それに参加を強制されることもあるでしょう。

それなら、あなたと同じようにパートの看護師が多くて、仕事はきちんとやるけれど、プライベートの方が大切という看護師さんが多数派の職場の方が働きやすいはずです。

看護師がブランクを経て、結婚後に暇でお小遣い稼ぎをしたいから再就職する時のおすすめの職場や注意点をまとめました。

家事が一番大切だけど、暇だし看護師として少しだけ働きたいという人は、扶養内で働くと良いでしょう。

家事や家庭のことを優先しながら、働きたいという看護師さんは、転職サイトを使って求人を探すと良いでしょう。

転職サイトなら、扶養内で働けて、体力的にも楽で残業も少ない、さらにパートの看護師さんが多めのクリニックや介護施設、デイサービスの求人を紹介してもらえますよ。