看護師が1年目で再就職したいと思ったらどうする！？

看護師は1年目で再就職したいと思うこともありますよね？「1年目だけど再就職したい」と思うのは、新人看護師さんが多いのですが、実は新人看護師さん以外にも「1年目だけど再就職したい」と思うパターンがあるんです。

1年目で再就職したいと思う理由2つのパターンと、それぞれの再就職のポイントを一緒に考えてみませんか？

看護師が1年目で再就職したいパターン。まずは、新卒看護師が入職後すぐに「この職場を辞めたい。違う職場に再就職したい」と思うパターンからです。

新人看護師が再就職したい理由、それは4つあります。

先輩看護師が怖い

新人看護師は、看護師の仕事がぜんぜんできません。しかし、それは新人看護師なら当たり前のことですし、看護師なら誰しもが通る道です。

それなのに、「何でそんなこともできないの？」、「何でそんな失敗をするの？」とあまりにも強く怒られたり、「あの子、ぜんぜん仕事ができないんだけど。ありえないよね」などと陰口を言われたら、どうでしょうか？

また、患者さんの前で理不尽に怒られたり、先輩から集団でいじめを受けることもあるでしょう。

そんな先輩看護師に囲まれていたら、今の職場を辞めて再就職したいと思うのも当たり前のことです。

きちんと教えてくれない

先ほども言いましたが、新人看護師は国家試験に合格したとはいえ、看護師としてはまだまだ未熟。覚えなくてはいけない知識、身につけなくてはいけない技術がたくさんあります。

それなのに、病院の教育制度はまったく整っておらず、先輩看護師も積極的に教えてくれるわけではないという職場だったら、看護師としての基礎を築ける職場に再就職したいと思うのも仕方がないことですよね。

やりたい看護・働きたい診療科ではなかった

看護学生のころは急性期看護に興味があったけど、新卒看護師として入職する病院は、奨学金返済のお礼奉公をしなくてはいけないため、自分で選ぶことができず、精神科病院に入職した。

でも、働いてみたら、やっぱり精神看護は自分には合わないから、急性期看護をやりたいと思って再就職したいと思うこともあります。

また、希望の病院に入職したけれど、ICU配属の希望がかなわずに、外来に配属になってしまったから再就職したいということもあるでしょう。

仕事についていけなかった

新人看護師のころは、毎日が勉強。やらなければいけないこともたくさんある。やってもやっても、覚えなければいけないこと、勉強しなければいけないことが減るわけではない。

仕事中も、自分なりに頑張っているのに、時間通りに仕事を進めることができないし、毎日失敗ばかり。インシデントレポートを書くことだけが上手になる。

頑張っているのに仕事についていけない、そんな毎日を送っていたら、「もっとゆとりを持って働けるところに再就職したい」と思うのも無理はありません。

夜勤で体調を崩した

新人看護師は常に緊張しながら働いていますし、帰宅後も疾患の勉強等をしなくてはいないので、疲労困憊なんです。

そのような状況で、仕事が慣れないうちに夜勤に入らなくてはいけなくなったら、疲労困憊な上にさらに生活リズムが乱れますので、体調を崩してしまうこともよくあります。

夜勤がきっかけで体調を崩してしまったら、夜勤がないところへ再就職したいと思うようになります。

看護師が1年目で再就職するなら、どんなことに注意すれば良いのでしょう？新人看護師が再就職したいと思った時に、「1年目でも再就職できるの？」という疑問を持つ人が多いと思います。

この疑問に関しては安心してください。1年目の看護師でも再就職をすることはできます。しかし、まだ1年目ですから、そこまで再就職の選択肢は広くありません。

そして、1年目の看護師が再就職するなら、再就職先を選ぶ場合に注意しなくてはいけないことがあるんです。

教育制度にこだわる！

再就職したいと思った理由が「きちんと指導してもらえなかった」という人はもちろんですが、それ以外の理由で再就職したい人も、教育制度にはこだわらなくてはいけません。

なぜなら、1年目の看護師は、まだまだ身につけるべき知識・技術がたくさんあるからです。そのため、新人看護師研修や段階別のクリニカル・ラダー制度が整っている病院を選びましょう。

できれば急性期病院を選ぶ

「私は一生精神科看護を専門にしていく」、「慢性期看護以外は興味がない」など自分のやりたい看護がしっかり決まっていて、それを専門にしていくと決めている人はともかく、それ以外の人はできれば再就職先には急性期病院を選びましょう。

「仕事についていけない」や「夜勤で体調を崩した」という理由で再就職したい人は、もっとゆとりを持って働ける職場や日勤のみの職場を選びたいと思います。

しかし、看護師の基礎を身につけるなら、医療行為が多く、いろいろな疾患の看護を経験できる急性期病院が適しているんです。

そのため、急性期病院の中から、比較的ゆとりのあって、仕事に慣れるまでは夜勤を免除してもらえるようなところを選ぶと良いでしょう。

人間関係が良好なところを選ぶ

「先輩看護師が怖い」という理由で再就職する人も、それ以外の理由で再就職する人も、人間関係が良好な職場を選んでください。

新人看護師は先輩看護師から仕事を教えてもらわなくてはいけませんので、仕事がスムーズにできるか、早く仕事に慣れるかは先輩看護師に大きく左右されます。

そのため、先輩看護師が優しくて、人間関係が良い職場に転職すると良いでしょう。

1年目の看護師が再就職する時の3つのポイントを満たしている病院、それは第二新卒を採用している病院です。

第二新卒とは新卒として入職後に短期間のうちに退職した人のことです。つまり、再就職したい1年目の看護師は、第二新卒になるわけです。

第二新卒を採用している病院は、新人看護師向けの教育制度が整っています。また、急性期病院が多いんです。

さらに、第二新卒として入職して、その病院で働き続けている人が多いですから、第二新卒の看護師の気持ちがわかる優しい人が多いので、人間関係が良好である傾向にあります。

そして、第二新卒を採用している病院の中から、1人1人に合わせた指導をしてくれたり、仕事に慣れるまでは夜勤を免除してくれるところを選べば、1年目の看護師の再就職はうまくいくはずです。

もし、お礼奉公中に再就職したいと思った1年目の看護師さんは、第二新卒を採用している病院の中から、あなたの奨学金を立て替えてくれる立替一括制度がある病院を選んでくださいね！

看護師が1年目で再就職したいパターンには、実はもう1つあります。それは、「中途採用で転職して1年目だけど、再就職したい」というパターン。

つまり、転職1年目だけど転職を後悔していて、心機一転再就職したい場合ですね。このパターンの再就職したい理由は3つあります。

事前の説明やイメージと違った

実際に働いてみると、求人情報に載っている職場紹介や面接時の説明とぜんぜん違った、イメージしていた職場とは違ったということがあると、転職を後悔して再就職したいと思うものです。

面接では4週8休で有給もみんな譲り合いながら取得していると説明されたのに、実際は4週6休しかないし、有給を使っている人を見たことがないという状況。

これでは話が違うと思って、再就職したくなりますよね。また、療養型病院だから、1人1人と向き合って丁寧な看護ができると思っていたのに、ただの流れ作業のような機械的な看護しかしていなかった場合も、再就職を考えると思います。

職場になじめない

前の職場はみんな向上心を持って、刺激し合いながら、切磋琢磨して、より良い看護を目指し、意識を高く持って働いていたのに、今の職場はダラダラ働いていて、夜勤中はナースステーションでお菓子をポリポリ。

ナースコールを取るのが面倒だから、みんなで押し付け合い。こんな職場だったら、なかなかなじめずに再就職したいと思うのも無理はありません。

また、逆バージョンもありますよね。前の職場は和気あいあいとゆとりを持って楽しく働いていたのに、転職後はみんなピリピリとしていて、自分の価値観を相手にも押し付けて、患者さんの前でも議論を始めるような、悪い意味での「意識が高い系」の職場に転職してしまった場合も職場になじむことができません。

仕事についていけない

これは、ブランク明けの看護師さんや医療行為が少ない職場から多い職場に転職した看護師さんに多い悩みです。

「周囲の看護師さんのようにてきぱき動けない」「自分ではもっと仕事ができると思っていたのに・・・」と仕事についていけずに、再就職をしたほうが良いかもと思うこともあります。

看護師が1年目の再就職したばかりの時に、また再就職をしたいと思ったら、どうしたら良いのでしょうか？

ステップ1＝もう少し我慢をしてみる

再就職して1年目で、すでに次の転職を考えている場合、再就職直後に辞めるのではなく、2～3ヶ月間だけ我慢して働いてみましょう。

2～3ヶ月間働いてみたら、仕事に慣れますので、気持ちに余裕が出てきて、その職場の良いところが見えてくるはずです。そうしたら、「あれ？意外とこの職場良いかも！」と思えるかもしれません。

また、4週8休のはずが4週6休など事前の条件と違う場合は、師長に抗議してください。その反応を見て、どうするかを決めましょう。

たまたま人手不足で、一時的に休みが少ないだけ。いつもは4週8休を守っているのかもしれません。そして、今新たに看護師を募集して看護師を補充し、4週8休を守れるように頑張っている途中の可能性があります。

そのため、2～3ヶ月間我慢して働いてみましょう。タイムリミットが決まっていれば、合わない職場でも我慢できますよね。

ステップ2＝今度は絶対に失敗しない覚悟で再就職する

ステップ1で2～3ヶ月頑張ってみたけど、やっぱり再就職したい場合もあると思います。そういう時は、再就職するのも良いでしょう。

しかし、再就職をするにあたって、気をつけなければいけないことがあります。それは、「今度は絶対に失敗しない」という覚悟を持って再就職をすること。

あなたは、再就職をしてから1年以内に退職し、また再就職をするんですよね。短期間のうちに何度も退職と再就職を繰り返すと、、面接官からは「この看護師さんは、またすぐに辞めるかも」と思われて、不採用になる確率がどんどん上がります。

そのため、「今度の再就職が最後！」という覚悟を持って再就職をしなければいけないのです。

あなたはなぜ、今の職場を辞めたいのか、どういう職場ならその理由を解決できるのかがわかっていますか？ここを徹底的に分析して、求人選びをしないと、また同じ失敗を繰り返すことになります。

そうならないためにも、「絶対に再就職を失敗しない。成功させるんだ！」という覚悟を持って、再就職をするようにしましょう。

あなたに合った第二新卒を採用している病院を探したり、絶対に再就職を失敗しない求人選びをしたいなら、転職サイトを利用しましょう。

転職サイトなら、アドバイザーがあなたが1年目で再就職したいと思った原因を解決できる求人を紹介してくれます。また、配属交渉もしてくれますので、希望の診療科で働くこともできるんです！