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「NICUの看護師を辞めたいんだよ~」「なんで辞めたいの~」って悠長に話をしている場合かっ!って突っ込んだところで本題に入りましょうか(笑)
NICUで働いている看護師さん100人に聞きました。嘘です。看護学生時代の同級生にNICUを辞めたくなった話を聞いてみました。
NICUの看護師なら辞めたいと思っても仕方ないのでしょうか。仕方ないと言われる理由の中に過酷な労働環境がありますよね。
NICUとは新生児特定集中治療室の事を言いますが、似たところで言うとICU・NCUなどがあります。
NICUは言葉の通り、患者さんが新生児です。何をするにも壊れ物を触るような気持ちで慎重に施行しなければならない事に加えて、大人よりも症状の進行ペースが早いため、観察が欠かせません。
そのため「1分1秒を争う状況」という言葉が一番合っている職場とも言えるでしょう。
NICUでの経験は他の病棟では絶対に経験できない事も多く、必ず看護師としての自分の経験にはなるはずです。
「そんな事わかってるよ!」と言いたい気持ちはまだ抑えておいて下さい。
新生児と関わる事は、その子の両親とも関わっていきます。両親へのフォローは必要不可欠と言えますし、なにをするにも緊迫した空気を感じながら仕事を進めて行くのはかなりのプレッシャーですよね。
また、使う物品も新生児に合わせて特殊な大きさや様々な用途があり、NICUで働くには覚えなければならない事がたくさんありすぎます。
使用する薬も大人と比べると単位からして違います。
1つのミスが命取りになり兼ねない状況で、一息つく暇もなく仕事をしなければならず、責任の重さに耐えきれない看護師が続出しているそうです。やりがいを求めて働き出した看護師も、仕事量の多さやプレッシャーに耐えきれなくなり早期退職の多い職場と言っても過言ではないですよね。
NICU 看護師を辞めたいと思った出来事を仕事内容でまとめてみました。
NICUは言うまでもなく観察をなくしては語れませんよね。他の病棟とは比べものにならないくらい患者さん(新生児)の観察をしています。
相手が新生児という事もあって、食事の回数が1日に8回あることもよくあります。一般的な病棟では大人なので3回が限度ですよね?食事の回数が8回という事は、薬の回数も8回あるという事です。
さらに、身体が小さいため使用する物品も特殊で小さな物が多く、使うにもスキルやコツが必要になってきます。
モニターが鳴っていてもどこで鳴っているのかわからないくらい色々なところから音が聞こえてくるので、NICUのフロアを走り回る事なんて日常茶飯事です。
不安から精神的にも不安定な家族のフォローも欠かせず、どんな時も気が休まる事はありません。
NICUで働いた事によって、看護師としての自信を無くしてしまったり、心身ともに疲れ果てる看護師が後を絶たず、長期的に働いている看護師が少ない職場と言われています。
家族を含めた患者さんとの関わりを通じて、看護師としての経験を積む一方で、ある程度のスキルを身に付けると、NICUより少しでも仕事内容が楽な職場で働きたいと思い始める看護師も多のにはこういった理由があったんですね。
NICU 看護師の辞めたいと思った出来事を人間関係でまとめてみました。
NICUだからと言って人間関係に悩まない訳がありませんよね(笑)
NICUで働き出すと、他の病棟同様先輩看護師が指導について業務を行っていきます。
他の病棟と比べるとわかりやすいのが、他の病棟はそれぞれ病室があるのに対して、NICUはワンフロアなところが多いのではないでしょうか。
ワンフロアにしている理由は「見渡せるため、すぐに異変に気付ける」「すぐに駆けつけられる」と言ったメリットがありますが、看護師目線で言うデメリットを友達の看護師が教えてくれました。
それは「いつ、どんな時でも他の看護師から見られているような気がする」です(笑)
どんなに働き始めたばかりでも、たまには先輩の目をかいくぐって一呼吸付きたい時もあるはずです。それが出来ないとなるとストレスの要因になってもおかしくないですよね(笑)
また、職場が職場なだけに「常に緊迫感がある」「いつもピリピリした空気を感じる」などです。
仕事をする上で、緊張感はなくてはならないものと言えますが、時と場合によっては「たまにはいいじゃん」って思う事もあるはずです。
「いい緊張感の中仕事をするのは私に向いてる」と思う看護師ももちろんいると思います。ですが、人間関係によってストレスを感じる看護師も少なくありません。緊迫した環境にいる患者さんに関わり続けていると「一息つきたい」と思うのもわかる気がしますよね。
NICUで働きたいと思っている看護師にとっては不安にさせてしまうような内容も書いてしまいましたが、働く事で間違いなく自分の経験やスキルに繋がります。
その反面、緊張感に包まれながら毎日仕事をする事に自分は耐えられるのか、機材も物品も特殊な環境で即戦力になる事ができるのかなど思う事は色々ありますよね?
逆にNICUでリアルタイムで働いていて辞めて他の病院で働きたいと思っている看護師もいるはずです。
そんなあなたに提案したいのが、看護師転職サイトに登録し、そのコンサルタントを通じて「自分がNICUで働いたらどうなるんだろう」「NICUを辞めたら次はどこで働けばいい?」と一緒にシュミレーションする事です。
コンサルタントは看護師専門の求人情報を扱っているため、それぞれの科のいいところも悪いところも知り尽くしています。
なので、自分の今の状況を話しながら向いているかどうかまで親身に話を聞いてくれるはずです^^
白衣の天使 編集部
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