看護師が懲戒解雇後に再就職するための4つのステップ

看護師が懲戒解雇後に再就職するためにはどうしたら良いのでしょうか？

いくら看護師は人手不足で、いつの時代も需要があると言っても、懲戒解雇された人が再就職するのは簡単なことではありません。

看護師が懲戒解雇から再就職をするためにはどうしたら良いのか、4つのステップを考えていきましょう！

看護師が懲戒解雇後に再就職するための最初のステップ。まずは、あなたがなぜ前職で懲戒解雇になったのかを考えましょう。

あなたはなぜ懲戒解雇になったのでしょうか？懲戒解雇になった理由によっては、再就職の道が完全に閉ざされることもありますし、再就職への道が開かれることもあります。

懲戒解雇になる理由には、さまざまなものがあります。患者さんや同僚の金品を盗んだ。度重なる無断欠勤や遅刻。患者さんへの暴言・暴力。患者さんの個人情報の流出。

これらの理由が多いでしょうか。また、同僚が嘘をついてあなたを懲戒解雇に追い込む、クリニックなどでは院長のパワハラであなたに非がなくても懲戒解雇にするということもあるでしょう。

冷たいことを言うようですが、窃盗や暴言・暴力で懲戒解雇になった場合は、再就職は非常に難しいでしょう。はっきり言えば無理です。

なぜなら、看護師として、人として絶対にやってはいけないことをしたからです。窃盗・暴言・暴力は犯罪。そんなことをした看護師は、再就職が厳しいのは当然のことですよね。

でも、無断欠勤や遅刻、ミスでの個人情報の流出、同僚の嘘、院長のパワハラ。これらの理由での解雇なら、再就職の道は閉ざされていません。

犯罪行為に当たる理由以外で懲戒解雇になった人は、自分がなぜ懲戒解雇になったのかを冷静に振り返り、どうすれば良かったのか、どうすれば懲戒解雇にならなかったのか、どうすれば同じ過ちを繰り返さないかを考えれば、再就職への道が開けてきます。

看護師が懲戒解雇後に再就職するためのステップ2は、転職活動が長期戦になることを覚悟することです。

懲戒解雇されたという事実は、残念ながら転職活動の大きな妨げになるものです。同僚に陥れられたり、院長のパワハラによる懲戒解雇で、自分には非がないとしても同じです。

同僚に陥れられた、院長のパワハラがあったという証拠がなければ、自分に非がないと証明できないのですから。

自分に非がないのに懲戒解雇されて、再就職が難しくなるなんて、理不尽に感じると思いますが、もうこれは仕方ないと割り切るしかありません。割り切って先に進むしかないんです。

話を戻しますが、懲戒解雇は再就職の妨げになるものです。懲戒解雇というのは、それだけでイメージが悪く、職場の風紀を乱したり、雰囲気を悪くする可能性がありますから。

懲戒解雇された看護師さんと、懲戒解雇の経験がない看護師さん。あなたが採用担当者だったら、どちらを採用したいですか？もちろん、懲戒解雇の経験がない看護師さんですよね。

そのため、懲戒解雇された看護師さんは、転職活動をしていても、不採用が続くこともあるでしょう。

でも、不採用になったからといって、再就職することをあきらめてしまったら、せっかく看護師として働きたいという気持ちや看護師免許が無駄になってしまいます。

不採用が続いても、あきらめずに転職活動を続ければ、再就職できる可能性があります。そのため、長期戦を覚悟して、地道にじっくり転職活動をするようにしましょう。

看護師が懲戒解雇後に再就職するためのステップ。3つ目は、転職サイトに登録することです。

はっきり言って、懲戒解雇の理由がどうであれ、懲戒解雇になった経験がある看護師さんが、自分1人で転職活動をしても、再就職できる可能性は非常低いでしょう。

「でも、履歴書に懲戒解雇の事実を書かなければ、ばれないよね？」と思うかもしれません。でも、看護師業界は狭い世界です。いつどこから、あなたが懲戒解雇されたという事実が再就職先にばれるかわかりません。

懲戒解雇されたことが再就職先にばれて、さらに履歴書に嘘を書いたことが知れれば、再就職先を懲戒解雇される可能性があります。

連続で懲戒解雇されれば、さすがに再就職の道は完全に閉ざされることになるでしょう。ですから、履歴書に嘘を書いて、懲戒解雇されたことを隠すわけにはいかないんです。

では、懲戒解雇された事実を隠さずに再就職するにはどうしたら良いのでしょうか？自力での再就職は難しいと先ほどお話しました。

それなら、第三者の力を借りれば良いんです！そして、その第三者が転職サイトになるわけです。

看護師が懲戒解雇後に再就職するためのステップ、最後は面接で必死にアピールすることです。

転職サイトのアドバイザーと相談しながら、懲戒解雇された過去があっても、面接をしてくれる求人を探し、何とか面接を受けるまでたどり着いたら、次はあなたは面接で必死にアピールしましょう。

たとえ、面接を受けるにあたって、アドバイザーから面接してくれる職場に「この人は懲戒解雇されていますが、そのことをしっかり反省していますので、今度は同じ過ちを繰り返しません」とか「この人の懲戒解雇理由は、同僚に陥れられただけです」とか「懲戒解雇は院長のパワハラによるもので、この看護師さんには何の責任もありません」のように口ぞえしてくれたとしても、それだけでは不十分です。

アドバイザーはあくまであなたのサポート役。再就職の採用は、あなた自身が勝ち取るべきもの。そして、採用を勝ち取るためには、面接で必死にアピールしなくてはいけません。

面接ではおそらく懲戒解雇になった理由を尋ねられるでしょう。その時は、ごまかさずに正直に懲戒解雇の理由を伝えましょう。

そして、その後に必ず、反省していること、もう二度と同じ過ちは繰り返さないこと、そしてそのためにはどうすべきなのか自分なりの対策を伝えてください。

もし、同僚に陥れられたり、院長のパワハラなどで懲戒解雇になった場合は、正直に述べようとしても、同僚や院長の悪口になる可能性が高いですから、できるだけ客観的な視線で事実のみを述べるようにして、悪口にならないように表現に気をつけましょう。

悪口になってしまったら、「やっぱりこの人が悪いんじゃないの？」とか「人間関係を乱すトラブルメーカーだから、採用しないほうが良いかも」と思われてしまいます。

懲戒解雇になっても、再就職をあきらめる必要はありません。懲戒解雇になった理由を考えて反省し、長期戦を覚悟して、転職サイトを利用しながら、面接でしっかりアピールできれば、再就職はできるはずです。

懲戒解雇から再就職するには、転職サイトのアドバイザーとの相性がとても大切。そのため、相性が良いアドバイザーを探すためにも転職サイトは複数登録しておいたほうが良いですよ！