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新人看護師が転職をする理由はどこにあるのでしょうか。就職してすぐに転職の道を選ぶと言う事はよっぽどの理由があるのでは…?先輩看護師にはわからない事や忘れている事もあるかも知れないので、ここで理由をはっきりさせましょう。

新人看護師の転職は学生気分が抜けないから?

新人看護師の転職は学生気分が抜けないのが原因って事はあるのでしょうか。

それはどういう訳なのかと言うと、どんなに実習をこなして病院の雰囲気を知っているつもりでも、働いてから感じる病院の雰囲気って違うんですよね。

中にはいい環境の職場ももちろんありますが、新人看護師にとっては学生の時に比べてはるかに覚える事が多く、覚えないと仕事にならないので疲れもピークですよね。

働いてからは学生の時のような「実習期間が終われば一旦辛い事も終了」って訳にはいきませんし、働いた以上仕事に慣れるまで辛い事は続きます。

毎日新しい事を覚え、自分なりにまとめたり勉強しなければならず、毎日の業務との同時進行はキツいものがあります。仕事が終わる時間も遅く、自宅に戻ってからもやらなければならない事が山積みで、睡眠不足と疲れで体もメンタルもボロボロです。

でも先輩看護師に言わせると「みんなこの道を通っているんだよ!」って事なんですけどね。振り返ってみると懐かしく思えますが、新人看護師にとっては命を削られてる感覚なんだと思います。

つい、のんびりしていた学生時代を思い出し「今より少しでも楽な職場があるはず!」って思っちゃう新人看護師が少なくないので、新人看護師の転職が多いのかも知れないですね。

新人看護師の転職は恐怖が原因?

新人看護師の転職理由に恐怖があるんですね。新人看護師の感じる恐怖についてベテラン看護師はどんな事を思い浮かべるのでしょうか。

今回は病院内で巻き起こる心霊体験と言った恐怖は置いといてもいいですか?それは別の機会にしましょう(笑)

恐怖と言っても様々ありますよね。まず、患者さんに対する恐怖です。「自分の行う処置で患者さんに何かあったら…」考えるだけで怖いですよね。知識が未熟だからこそ感じる恐怖なのかも知れません。

患者さんの死に対する恐怖もありますね。普段の生活で死に直面する事なんてありませんもんね。「心肺停止の血色の悪い患者さんをみるのが怖い」と言っていた新人看護師を思い出しました。

患者さん以外には、先輩看護師にも恐怖を感じるようです。1度でも怒られた事のある看護師にまた指導されると思うと「また怒られるんじゃないか…」と、恐怖です。

ちなみに私にも事ある度に怒られ続けていた先輩看護師がいましたが、新人期間を過ぎると逆に尊敬できる先輩看護師と言う事に気付き「怖くて指導の度にビビってました」と白状すると「怒って貰えるだけありがたいと思え!」ってまた怒ってましたね(笑)

先輩看護師は忘れてしまっている恐怖が原因となり、耐えられずに転職してしまう新人看護師もいます。

新人看護師の転職は当たり前?新人の気持ち

新人看護師が転職と言う選択をするのにはどんな理由があるのでしょうか。実際に私と一緒に働いていた新人看護師を例に挙げますね。

この新人看護師を含めた同期入職が3人いたのですが、それぞれにプリセプターが1人ずつ付いていました。同期3人の中でも人一倍勉強している感じはあったんですよ。では「なぜ辞めてしまったのか」ですよね。

この新人看護師が転職してしまった1番の原因として挙げられるのが「プライドの高さ」でした。

他の同期の看護師は次々新しい仕事を覚え、夜勤にも入り始めたのに「自分はいつまで経っても夜勤に入れて貰えない」と思ったようです。

「これだけ勉強もして他の同期の看護師より仕事ができるのに」と思いながら仕事をしていたと思いますが、指導している側にも理由がありました。

この新人看護師の場合は「認めない」のが夜勤に入れられない理由の1つで、例えば患者さんの点滴を忘れていたのを指摘されても「今やろうと思っていた」と言います。

プリセプター以外に指導に当たった看護師も「なんかモヤモヤする」と言っていて、こんな事の繰り返しでプリセプターから夜勤のゴーサインが出る事はありませんでした。

正直に「忘れていた」と言えばいいのにそれを認めないのです。なので指導する側もこんな状況の積み重ねで「任せられない」と認識してしまうんですね。

新人看護師の気持ちとしては、先輩看護師に怒られたくなかった、同期と同じく成長していきたかったという背景があったのかも知れません。

いくら勉強して知識があるとしても臨床でも完璧に仕事ができるかと言ったらそうではないみたいなので、看護師というのは難しい仕事ですよね。

新人看護師が転職するのは根気がないから?

新人看護師が転職してしまう事は先輩看護師にとって本当に残念な事です。「ゆとり世代はメンタルが弱すぎる」「新人は根気がなくて自分に甘い」「どうせ逃げでしょ」なんて声が聞こえてきますが、落ち着いて下さい。

新人看護師にも新人看護師なりの理由があるんです。私が聞いた理由では「思っていたのと違いすぎた」って理由ですね。言い換えれば、働いてから「理想と現実の違いを知った」と言う事でしょう。

新人看護師の中には学生の時に実習をしたにも関わらず、就職先での看護師の業務の多さや不規則な勤務の過酷さに驚く人も少なくありません。

学生のうちから「看護師と言う仕事は3Kの仕事なんだよ」と先生が教えてくれたらいいのに…と思いますが、学生のうちに挫折する人も出てきてしまうかも知れないのでなんとも言えませんね(笑)

また、怒られるのに慣れていない新人看護師は怒られただけで「辞めてやる」と思う場合もあると聞きました。

私に言わせれば「全部真に受けなくても半分聞き流すくらいでいいんじゃない?」なんて思いますが、そんな事言ったら私が怒られそうなので言わないでおきます(笑)

新人看護師の転職の原因は相談相手がいないから?

新人看護師の転職が多いと言われる背景にはどんな理由があるのでしょうか。理由の1つとして「相談相手がいない」のが原因なのではないかと私は思います。

新人看護師は右も左もわからない状態で入職してきますよね。指導はして貰っても最初から自分の相談までできるプリセプターに巡りあう確率ってかなり低いと思いませんか?

プリセプターがいくら話しやすくても「転職したい」「辞めたい」と言う気持ちは逆に申し訳なくて言い出せないのではないでしょうか。

職場に友達もいない、まだ信用できる人もいない状況で辞めたくなった時にすぐに相談できる人が近くにいないんです。

そうなると自分だけの判断で転職の道を選んでしまい、誰も知らないうちに止める事もできなかった…という残念な結果になってしまうみたいですね。

新人看護師が転職した転職先の反応は?

新人看護師が転職してくると、転職先の看護師はどう思っているのでしょうか。看護師の人数が増えると言う面ではありがたい事ですが「どうして短期間で前の病院を辞めたの?」「何が原因なの?」など疑問は尽きません。

また1から指導していく事にはなるのですが、前の病院を辞めた理由については知っておく必要があると言えるのかも知れませんね。

どちらかと言うと私も、転職してきた新人看護師と話す機会があるとしたら「なんでここの病院にきたの?」と興味本位で聞いてしまいますね。

環境が変わって前の職場よりも自分に合っていると思う事ができたら仕事を続けてくれるかも知れませんが「またすぐに辞めるんじゃないか」と雇う側も思っていると思います。

なので新人のうちに転職をしてきた場合、新人を指導する側も手探り状態で新人看護師と関わって行く事になってしまいますが、新人看護師を大事に育てたいとどこの病院も思っている事は知っていて貰いたいですね。

新人看護師でも悩みはありますよね。近くに相談できる人がいない場合も転職サイトのコンサルタントがいます。決断してしまう前にまず相談です。

違う角度からのアドバイスが聞けるかも知れないですよ^^


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ白衣の天使 編集部

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